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学振PDはAdobe学生教職員割引の条件を満たさない件

学振PDの僕がAdobeの学生教職員割引をお断りされた話です。学振PDの人は気をつけてくださいね。

僕は論文のポンチ絵などを作るためAdobeのイラストレーターが欲しいなと思い、購入を検討しました。

Adobeには学生・教職員割引がありますので、大学に受け入れられて研究員してるし、これでいけるかなぁと思いました。しかし甘かったですね。。。

 

学生・教職員割引とは

AdobeのCreative Cloudや永続版のライセンスには、学生や教職員を対象とした割引制度があります。

学生は大学生や大学院生、また小中高校生なども対象となります(ただし、3ヶ月以上在籍していないとダメ)。

購入時にこの資格を満たしていればOKです。

教職員は常勤・非常勤が対象となっており、教育機関に「雇用」されている職員が対象となります。

具体的な割引額ですが、例えばCreative Cloudの個人向けコンプリートプランを購入する場合、普通は5680円/月ですが、学生・教職員だと、1980円/月になります。

かなりの割引です。今は月額で書きましたが、年間一括払いなども可能です。

学振PDは学生ではありませんが、大学や研究機関に受け入れてもらって研究しているので、イケるかなぁと思いましたが、一応カスタマサポートに確認してみました。

 

学振PDは割引が適用されない

カスタマサポートに問い合わせたところ、「残念ながら適用外です。」とのことでした。

ではなぜ学振PDは割引対象外だったのでしょうか?

学振PDは雇用されていない

対象者に関する詳しいことは以下のウェブサイトに書いてあります。

https://helpx.adobe.com/jp/creative-cloud/kb/cq09260038.html

こちらを見ると、

「教員は常勤・非常勤が対象です。職員は教育機関に雇用されている職員のみが対象となります。なお、雇用関係のない派遣の場合は対象外となります。」

とあります。

そもそも学振PDは大学に雇われているわけではなく、独立行政法人学術振興会からお金をもらっています。

しかし、そこには雇用関係はなく、学振PDはただ研究費と奨励費というお金だけもらっている状況です。自営業(フリーランス)扱いなのです。

したがって、学振PDは条件の「教育機関に雇用されている」を満たさず、対象外となるようです。

 

独立行政法人学術振興会はAdobeの定める割引対象の教育機関に入っていない

雇用関係がないために学振PDは割引対象外だと書きましたが、問題はそれだけではありません。

もし仮に「雇用」されたとしても、独立行政法人学術振興会はAdobeの定める教育機関には入っていないのです。

こちらのページで2019年11月時点での、Adobeが定める割引対象となる教育機関がリストアップされています。

https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/policy-pricing/cq081918191/_jcr_content/main-pars/download_section/download-1/file.res/Adobe_Academic_Eligibility20191105.pdf

確認してみると学校等の教育機関に加えて、文科省管轄の教育機関やその他たくさんの機関が該当することがわかります。

しかし、ここに独立行政法人学術振興会は含まれていません。他の文科省管轄の独立行政法人は入っているのにです。

なので、もし仮に雇用関係が結ばれても、Adobeから学術振興会は教育機関と認められていないので、結局ダメということになりますね。

 

まとめ

最初は軽い気持ちでAdobeの割引効くかなぁと思って調べたのですが、だんだん学振に腹が立ってきました(笑)。

学振PDやSPDに雇用関係がないために、保育園や雇用保険などいろいろなところで不利益を被ることは昔から問題で今なお問題だということはわかっていたのですが、ここでも「雇用」が問題になるとは。

さらに、Adobeに教育機関と認められていないのはなぜだろうと思います。

ただでさえ学振PDはお金ないのに、もっとお金あるはずの研究者とか教育機関の人は認められて学振PDが認められないのはキツイですね。

日本の若手研究を取り巻く環境にまた嫌気がさした話でした。

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