博士

大学院生も短期でいいから留学しよう!

こんにちわ、サトシです!

僕は京都大学の理学研究科で修士〜博士と研究生活を送り、博士課程では短期の留学に3回、計4ヶ月くらい行きました。

本当は1年単位くらいで行きたかったのですが、そうもいかず短期になってしまいましたが。

さて、研究で海外に行くというと、よく何しに行くの?と言われます笑。

いやいや、研究しに行くんですよ!と返してましたが、それで思うことが「ほかの大学院生は留学しないんだ」「大学院生が留学するイメージがないんだ」ということです。

留学っていうと、文系の人が学部時代に語学留学に行くようなイメージかもしれませんね。

たしかに大学院生になると研究室に閉じこもって研究すべきみたいな認識なのかもしれませんし、ましてや理系だったらもっと留学なんてイメージないかもしれません。

でもそれってどうなんでしょうか?

僕の研究室ではボスが積極的に学生を海外に出す主義だったため、その先生についている学生は、修士でも1ヶ月程度の留学に行っていました。

なので、僕が短期で研究留学に行くようなことはあまり珍しいことではありませんでした。

でも周りを見てみると、修士や博士課程で海外に研究留学するような人はあまりいませんでした。

でも僕みたいになんだかんだチャンスを得て、短期の留学に行けたやつもいます。

僕は短期留学3回と微妙な経験ではありますが、新しい経験や感じたことはたくさんありますよ。

 

日本の大学生は本当に留学しないのか

よく日本の大学生は留学をしないと言われていますね。

政治家のおじさん方が口々に言っていますが、本当のところどうなのでしょう。

JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)の調査によると、日本の学生で留学する人は年々増加しているようです。

ただよくデータを見てみると、高校生の留学者が増加数と、全体の増加数が同程度なので、増えているのは高校生の留学者数なんですね。

こう見ると大学生の留学生は近年は横ばいくらいのようです。

このグローバルの時代に大学生の留学者がどんどん増えていかないのは寂しい限りです。

では、どのような障壁があるのでしょうか。

大学院生を対象に考えてみます。

 

大学院での留学の障壁

留学したいなぁとふわっと思っても、なかなか実際に留学する人は少ないですよね。
僕も感じた留学をする上での障壁はこんな感じかと思います。
 

留学資金

やはり一番は「お金」な気がします。

僕も自腹で留学に行くほどの余裕はありませんでしたから、どこかの機関からのサポートがなければ留学は厳しいでしょう。

なので、留学するには何かのプログラムに申請して、資金を得ないといけません。

そんなプログラムないでしょ!と思う人もいるかもしれませんが、実は結構あったりします。

大学によっては、大学院生の交換留学プログラムリーディング大学院プログラムがあるところもありますし、公募形式で企業や政府機関などがやってる留学サポートの奨学金プログラム(トビタテとか)があります。

または、研究室のボスがお金を持ってる人だったら研究費で行かせてくれたり、自分の研究費(学振)で行くことも可能です。

僕の場合、1回は日本ー台湾の大学院生交流プログラムで台湾に1ヶ月研究留学しましたし、そのほかに教授の研究費と、自分の学振の研究費で行かせてもらいました。

かなり運もありましたが、実は申請書も10通以上は書いており、数を打っています(ほとんど落ちましたが・・・)。

アンテナ張って、出せそうな申請があったら全部出してみるとチャンス・留学資金を得られるかもしれませんね!

 

留学先がわからない

もしお金があってもどこに行くねん!という人もいるでしょう。

たしかに研究留学するんだったら、受け入れてくれる研究者が必要ですね。

修士や博士の学生ではそんなツテを持っている人は多くないと思いますので、教授の判断も加わってきます。

教授が留学に反対だったら研究留学は難しいですが、反対に肯定派だったら喜んで知り合いの研究者を紹介してくれるでしょう。

お金は自分で取ってくると言えば、なおさらです。

もし反対されたら、院生であっても語学留学や通常のセメスター単位の留学も可能です。

100%研究留学でなくても、そういった留学でも海外の学生と切磋琢磨することで学ぶことはあります。

 

英語力が心配

自分の英語力を心配する人は多いと思います。僕もそうでした。

でもこればっかりは、自分で勇気持って飛び込むしかありません。

結局英語力が心配でも、行ってしまえばなんとかなるものです。

勇気を持って飛び込んでください。

 

就活のタイミングとの兼ね合い

日本では、修士ならM1~M2の段階で就活をしますね。

この就活時期を逃すと、もう門前払いになってしまうというクソ就活システムなので、かなりセンシティブになるところだと思います。

長期の1年や2年単位の留学ですと厳しいかもしれませんが、短期の1~2ヶ月程度の留学ならいくらでも融通を効かせられますから、そこまで大きな問題にはならないかと思います。

 

必ずしも研究が進むわけではない

研究留学をする場合に留意しておきたいのは、仮に留学しても短期でしたら必ずしも結果は出ないということです。

むしろ短期だったら慣れるのに時間がかかって、もう帰る頃なんてこともあるので、その期間で結果を出すことの方が少ないかもしれません。

でもそれで意味がないというわけではありません。

日本と海外では研究に対する考え方や手法、アプローチなど同じ分野の研究でも異なるところがたくさんあります。

目に見える研究結果は出なくても、そういった研究のやり方やマインドを学ぶだけでも効果があり、帰国してからの日々に活かすことができます。

 

僕が大学院での短期研究留学で感じたこと

研究のライフスタイル

まずライフスタイルがかなり違うと思いました。

日本の大学の研究室では、修士の頃は午前中に行って夜10時とか時には日付が変わる頃までいるのが普通でした。

でもアメリカの研究室に行った時は、朝9~10時ごろ来て、みんな夕方にはもれなく帰っていました。

昼間はかなり集中してやっていて、決して怠惰というわけではありません。

博士の人たちはみんな論文をしっかり書いていました。

僕らの場合は実験をしないデータ解析やシミュレーションで家でもできるため、研究室にはディスカッションのためだけに来る人もいるくらいでした。

D1で留学して、同級生の学生に聞いた時には、「17時には帰るよ。WorkとPrivateのバランスは大事だからね。」みたいなことを言っていました。

研究スタイルについて考えさせられました。

 

大学院生の研究は仕事

日本の大学院だと研究をしていてもそれはあくまで「大学生としての活動(勉強)」というイメージですが、海外では”Job”とか”Work"になります。

まぁ文字通り彼らはお金をもらいながらやっているので、Workとかになるわけです。

日本は博士課程でもお金を払うという謎のシステムになっていますが、その差が「仕事」か「勉強」かに出ているんだと思います。

仕事と勉強ではやはり取り組む姿勢は変わってきますよね。

 

議論する風土

教授や先輩とも対等に議論するような雰囲気がありました。

かなり人間関係がフラットになっていて、日本のようなはっきりした上下関係を感じませんでした。

もちろん学生は先生方を尊敬していますが、議論などにおいては対等に意見をぶつけており、日本とけっこう違うなぁと思いました。

先生方も学生を研究者として扱っているように感じられました。

 

留学したい大学院生は今すぐ動こう

今はコロナの難しい状況ではありますが、留学したいと考えている人はすぐに動きましょう。

どこかから資金をもらって留学する場合、すぐに行けるわけではなく1年後とかになることはざらです。

今すぐ動かないと卒業してしまうこともあります(笑)。

なので、申請できるプログラムを探して申請書を書きましょう!

そして出しましょう!

意外とチャンスは転がっているものです。

あとは拾いに行くか、行かないかです。

正直、働き始めたら長期で海外に行くなんて相当難しいのが現在の日本社会ですから、留学したいと思ったらすぐに動き始めてほしいです!

確実に成長機会になると思います。

では最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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