子育て

男子大学院生の子育て生活振り返り

僕は博士課程2年(D2)の時に子どもが産まれました。

大学院生、特に博士学生というと研究に没頭しなければいけない状況ですが、D2から子育て&研究の生活が始まったのです。

とはいえ、妻がめちゃめちゃ頑張ってくれたおかげで、僕は研究をメインにでき、無事D3で卒業することができました。

でも、子育てしながらの研究生活はどんな感じだったとか、どんなことを学んだとか、どんな困ったことがあったとか、僕みたいな例はあまりないと思うので、覚えてるうちにちょっと書いてみようと思います。もし、誰かの参考になれば嬉しいです。

生活状況は?

妻は仕事をしていて、僕が大学院生という状態でした。そして、D2の冬に娘が産まれました。妻が産休と育休を取ってくれたので、育児はほとんどの時間を妻がやってくれました。

産まれるまで

日々大きくなるお腹を見ます。だんだんお腹の中で蹴ったり、しゃっくりする様子を見ていると、あぁ人間がいるんだなぁと感じていました。でも、産まれるまではあまり父になる実感は正直そこまで感じられませんでした。

産まれてから生活は?1日のスケジュールはこうなった

子どもが産まれる前は、朝9-10時くらいに研究室に行って、18時とか日によっては22時くらいまで研究して帰ったりしていました。そして夕食後に家でまた研究していました。よく友人や後輩と飲みにも行っていました。

しかし、子どもが産まれてからは、生活が一変しました。研究室には10時くらいに行って、17時前には必ず帰る生活に変わりました。

朝は、子どもが起きた時間(6-7時くらい)に起きて、なんだかんだやってると(ミルク、オムツ、あやしたりなど)気がつくと9時過ぎてるのです。

家に帰ってからは、子どものお風呂、ご飯、寝かしつけ、です。9ヶ月くらいまではなかなか子どもがなかなか寝なくて寝かしつけに1時間とか普通にかかりました。

20時に寝かしつけを始めて21時に寝てくれたら、それからご飯です。2人してクタクタです。そのあとに研究なんてできませんでした。

また、夜は夜泣きというやつがありました。今はもう1歳を過ぎているので落ち着きましたが、3~5ヶ月くらいの時は深夜にめちゃめちゃ泣いて、夜中3時とかに抱っこして近所を散歩とかよくありました。

僕の研究はデータ解析がメインだったので、実験をせず、かなり時間の融通はきく方でした。なので、日中でも妻が育児でヘルプを求めた時とか、病院に行く時とか、リフレッシュしたい時は昼食後とかに帰る事もしばしばありました。

サポートがあるかないか

サポートがあるかないかはとても大きな問題です。頼れるものはなんでも頼りたいところです。

両親のサポート

どちらかの両親(妻の両親の方がいろいろ都合はいい)が家の近くに住んでいれば、ちょっと預かってもらったり、しんどい時に来てもらったりすることができます。

僕らの場合はどちらも両親が遠方だったので、全て自分たち2人でなんとかしなければいけませんでした。

もしご両親が近くに住んでいたなら、積極的にヘルプを求めた方がいいです。

児童館に行こう〜近所のコミュニティは大切

子どもが5ヶ月くらいから、地域の児童館に行くようになりました。

児童館は小学校に隣接していたりします。僕は結局一回も行きませんでしたが、妻が週2くらいで行ってくれました。

児童館に行き始めるまでは、妻が一日中見ていてくれたので、孤独や疲労、いろいろあって鬱気味になっていました。でも児童館に行き始めてから、同じ境遇のお母さんたちが何人もいて、地域の児童館の運営委員の人も悩みなど相談に乗ってくれ、だいぶマシになりました。

最近は地域のコミュニティが希薄になっていると言われますが、このような児童館に通って地域コミュニティに入ることは、親の精神安定上もいいですし、児童館にはたくさんおもちゃとかもあるので、子どもの発散にもなり、どちらにもとてもいいようです。

保育園探しと大学の保育室

保育園の入園は、親が仕事や大学に行くにあたり重要ですよね。普通は自治体を通して申し込みます。入園を考えている人は、まず役所に行きましょう。

それと並行して、大学の保育室にも相談してみることをオススメします。

最近はいろんな大学に保育室があります。保育園に入れなかった人向けにやってると思います。

僕も大学の保育室の人となんども連絡をとりました。できるだけ早いうちから連絡を取っておいた方がいいとのことなので、同じような境遇の人はぜひそうすることをオススメします。

研究面で気をつけたこと

産まれてから

育児はもちろんしなければいけませんでしたが、博士課程も3年で出ないといけなかったので(子どももいますから)、ちゃんと研究もしないといけません。なので研究で意識したことは、効率です。

子どもが産まれてから博士論文が佳境になってくる頃まで、1日の研究時間は6時間程度でした。セミナーなどがあったら、もっと少なかったです。その中で研究を進めるとなると効率を上げるしかありません。

まぁ、そうはいっても限界はありますが、なんとか子どもが産まれてからも論文を1本書くことができ、無事3年で卒業できました。

産まれる前

・論文を書く
むしろ研究を頑張ったのは子どもが産まれる前でした。

産まれるまでになんとか成果を出そうと必死にやりました。妻のつわりが酷い時期とかは別ですが、安定してた頃は結構研究に打ち込んだ記憶があります。

・学振をとる
研究自体はもちろんですが、お金もまた非常に大きな問題です。

なんとかDC2を取れるよう、前年以上に真剣に申請書を書きました。無事DC2を取れたのが、何よりも救いでした。。。

大学院生の子育てでよかったこときつかったこと

よかったこと

大学生での子育てでよかったと思うことは、まず時間の融通が利くことです。

博士課程に進学する前に会社で仕事をしていた頃は、時短勤務の人などほぼいませんでしたし、普通に仕事をして家に帰ると夜9時とか10時でした。それでは、育児に全く参加できません。

でも大学生なら(たとえ大学院生であっても)、自由に時間を使える(ことが多い)ので、子どもと触れ合える時間も長いです。育児の大変さも学びました。ほとんどをやってくれた妻には感謝です。

世のワンオペ母さんなどは本当にすごいと思います。僕なら倒れちゃいます。

きつかったこと

きつかったことは、シンプルに、体力・研究・お金です。

お金の問題

まずお金がかかります。
出産自体には出産一時金として、健康保険組合から42万円が支給されます。とはいえ、出産前後の検診費や子ども用品を揃えていると何かとお金がかかります。

子ども手当とかもありますで、まだ子どもが小さいうちは大丈夫かもですが、先のことを考えると学生では収入が少なくとても不安になります。

僕は幸い学振に採用されたので民間の奨学金とかは調べませんでしたが、子どもがいることで出せる or 優位になれるような奨学金や助成金制度があるか探してみて、もしあれば出してみるといいと思います。

周りの反応

研究室の人たちはみんな理解を示してくれました。

そもそも、先生たちは同じように子どもがいて同じ経験をされてますから、気持ちがわかるんだと思います。好き勝手にやらせてくれました。

また、事務さんには女性の方が多いので、よく相談にも乗ってくれました。なんなら食い気味で子どもの話を楽しみにしてくれていた気もします。

なので、何回か子どもを研究室に連れて行って、事務さんに少し見ててもらったりもしました。ありがたいですね。

研究室の後輩もよくしてくれました。愚痴も聞いてもらいました。ありがとう。

さいごに

僕は大学院生の時にで子どもが産まれたおかげで時間にも都合がつき、普通の人よりは育児参加ができたと思っており、その点はとてもよかったと思います。

まぁ、博士論文が佳境になってくると土日の同じような時間帯で研究室に行っていましたが。。。

お金の問題や研究成果の問題もありますが、追い込まれると人間やる(やらざるを得ない)ので、いい刺激になっていたと思います。

また、印象に残っているのは研究室のボスに、「子どもができるとどうしようもないことはどうしようもないと受け入れるようになる。」と言われたことです。研究とか仕事をしているといろいろなことに遭遇しますが、自分ではどうしようもないこともたくさんあります。子どもと接していても、自分ではどうしようもないことがたくさんあります。泣くなと言っても泣きますし、ちゃんと食べてくれと言っても食べない時は食べません。あきらめに似た感じに聞こえもしますが、自分でどうこうできない時は、淡々と粛々とやるしかないということ、を感じました。まぁ、大学とは何も関係ありませんがね。

日本の大学(院)生で、結婚している人や子どもがいる人は相当少ないと思います。大学側も学生に子どもがいるとは基本的に想定していません。トイレにはオムツ替えの台なんてありませんしね。

僕の場合、妻が育児をたくさんやってくれたので研究できましたが、両親二人とも学生の場合とかは本当に大変かと思います。でも、大学生だからといってもいろいろな人がいていいのですから、そういう子持ちの人の救いに少しでもなればうれしいです。

ごちゃごちゃ書きましたが、何より、子どもはカワイイですよ!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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