アメリカ留学記

博士課程でアメリカのミシガン大学へ短期研究留学した話

今ならお金ありますよ?
ボスの一言から1ヶ月後、ミシガン大学へ短期研究留学に出発した。

僕は博士課程1年の時、アメリカのミシガン大学に1ヶ月間、研究留学しました。初めての海外長期滞在だったので、わからないこと・不安だらけだったのですが、いざ行ってみるととてもいい経験になりました。

留学できることになった経緯

忘年会の時でした。僕は前の席に座っている研究室のボスと話していました。すると海外での研究の話になり、僕がふいに「海外に留学して研究とかしてみたいですね!」と言いました。

すると、「今ならお金ありますよ。行きます?」となり、ミシガン大学の知り合いの教授を紹介してくれ、急遽その1ヶ月後から短期研究留学に行くことになりました。言ってみるものです。

ミシガン大学は研究大学

ミシガン大学は研究をメインにした、総合型研究大学です。アメリカのミシガン州にあり、アナーバー校・ディアボーン校・フリント校からなります。僕はアナーバー校に行きました。


一般的にミシガン大学というと、アナーバー校のことを言います。ミシガン大に日本人はほとんどいませんでしたが、韓国人や中国人はたくさんいました。日本人は本当に留学者が少ないんだと思うと、日本が心配になりました。。。

でも日本料理店はあります。

ミシガン大学へのアクセス〜最寄り空港はデトロイト

ミシガン大学はアメリカ北東部の五大湖に近い、アナーバーという街にあります。デトロイト近郊の街なので、空港は国際線が発着するデトロイト空港を利用することになると思います。

デトロイト空港からミシガン大学までは車で40-50分ほどです。電車とかはないので、タクシーかUberを使うのがいいです。僕はタクシーにしました。

ミシガン大学・アナーバーの治安はとても良い

アメリカと聞くと治安が気になると思います。そこらへんでバンバンやってるんじゃないかというひどい妄想をしたりしますが、ミシガン大学のあるアナーバーはびっくりするくらい治安の良い民度の高い街です。というのもアナーバーという街がほぼ大学関係者でできているので、そうなるようです。

近郊の街が治安の悪さで有名なデトロイトなので、アナーバーは大丈夫かと心配するかもしれませんが、基本的に大丈夫です。

ミシガン大学は留学生がとても多く、欧米人からアジア人までいろんな地域の人がいて面白いです。僕がお世話になった人たちも、シンガポール人、イラン人、アメリカ人、トルコ人、チリ人と多様でした。ただ、あくまで大学都市なので、すばらしい観光地があるわけではありません。僕は日本でいう筑波みたいな感じだと思っています。

バスで20分あればダウンタウンに出れます。ダウンタウンはこじんまりとしていて、歩いて回れるくらいの大きさです。おしゃれな雑貨屋やいろいろな国の飲食店もあるので楽しかったです。

冬のミシガンは超寒い。時期を選べるなら夏がいい

僕は1月から2月の一番寒い時に行きました。冬のミシガンは超寒いです。マイナス-20℃になるときもあります。
その年は寒波で湖のサメも凍死したんだとか。。。

「なんでこんな時期に来たんだ、次来ることがあったら夏に来い」と学生に言われました。。。

服には気をつけた方がいいです。僕は、登山靴、登山用靴下、ニット帽、ダウンジャケット、レインコート、マフラー、分厚い手袋、超極暖ヒートテック上下で行きました。特に、インナーと末端(手袋、靴、ニット帽)はしっかり装備すべきです。マジで凍ります。

もし車を運転ができて車を借りるならいいですが、車がないと家から大学まではバスで行くことになります。待ち時間はめちゃくちゃ寒いので、それくらいの装備が必要です。

バスは市内や大学内をたくさん走っているので、そこまで困ることはありません。バスのスケジュールやルートだけ確認しておけば大丈夫です。ただ、先ほども書いた通り、冬だと寒すぎるので気をつけないといけません。

バスはミシガン大学の学生証(or 許可証)を持っていれば無料で乗れます。

どんな生活をしていた?

ポスドクの人がメンターについてくれました。彼はシンガポール人で奥さんが日本好きらしく、よくしてくれました。シンガポール人の英語はアメリカ人に比べ聞きやすいので、ギリギリ言ってることを理解することができました。

机は学生部屋にもらえるのかと思っていたら、学生部屋は席がいっぱいとのことでした。受け入れてくれた教授は、「おれの部屋をやるよ、2つあるからね!」と教授の部屋を使うことになりました。しょっちゅう教授目当てで訪れてくる人が来るので、気まずいったらありませんでした。

宿は大学近くのホテルを取りました。1ヶ月のホテル暮らしです。大学にはもちろん寮がありますが、使えるかどうかはわかりません。

真冬で雪もすごかったので、ホテルは送迎付きのところを選びました。送迎付きとは言ってもそれほど高くはありませんでした。


バスで行こうとしてもバス停まで距離がありますし、バスを待つ時間が寒すぎるのできついです。

1日のスケジュールは、9:00くらいから研究室に行って17:00くらいにホテルに帰る、それくらいでした。週末はアナーバーのダウンタウンに行ってました。

食事はほとんどスーパーで食材を買って食べていました。大きなスーパーがあるので、便利でした。僕はホテルの近くに"Busch"という大きなスーパーがあったので、よく行きました。

アナーバーのオススメ

アナーバーのダウンタウンまではバスで簡単に行けるので、週末とかは行ってみるといいです。
・Zingerman's Delicatessen(サンドイッチ)
・Farmers Market(市場)
・Kerry Town(ショッピングモール)
などが有名です。

Zingerman's Delicatessen

Zingerman's Delicatessenのサンドイッチ
Kerry Town

留学で得られたこと

・精神的にタフになる
・英語に度胸がつく
・人とのつながりが増える

留学自体は1ヶ月と短かったのですが、行くと行かないでは大違いだったと思います。まず、精神的にタフになります。ホテルに住んでいたとはいえ、トラブルはたくさんありました。未知の土地で、しかも英語でものごとを解決していくということは、日本で普通に生きていては経験できないと思います。

英語も上達したかと言われると微妙ですが、度胸はつきました。英語でコミュニケーションを取りたいです、という気持ちは大切だと思えただけでよかったです。

人とのつながりは研究業界でもとても大事です。教授レベルの偉い人とつながることは、博士卒業とのポスドクのポストにもつながる可能性がありますし、またその人が別の方を紹介してくれたりします。僕はミシガン大の教授に紹介してもらって、D3でNASAに留学できました。学生やポスドクと友達になれれば国際学会で寂しくなかったりします。

よく、なんのために留学行くの?みたいなことを言う人がいますが、僕は反対です。とりあえず行けばいいと思いました。

さいごに

博士課程で研究留学に行って損はほとんどないと思いました。
研究が進むかはわかりませんが、人間として確実にレベルアップできます。
興味がある方は日頃から留学したいとアピールしたり、自力で申請書を書きまくると留学チャンスが回ってくるかもしれません。

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