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【体験談】ポスドク研究員の民間就職活動記〜全記録

僕は理学の博士号を取得後に、学振PDというポスドク研究員として研究をしていました。

そんな僕が2020年4月から民間企業のデータサイエンティストへの就職を目指し、就職活動を行い、無事内定をもらうことができました。

僕が身をもって体験した就職活動は、ポスドクや博士研究員の同じ境遇の方々にはきっと参考になるはずだと思い、ここに書くことにしました。

かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださるとうれしいです!

 
 

一応、僕の状況を書いておきますと、こんな感じです。

・29歳
・ポスドク
・宇宙系(理学研究科)
・前職あり(ちょっとだけシステムエンジニア)
・コロナによる緊急事態宣言下での就職活動
・データサイエンティストを目指す
・研究でデータ解析はしていたが機械学習とかベイズとかは素人
・数値計算のプログラミングはできるが、Pythonなどメジャーな言語はできない

 

実際に経験した就職活動の流れ

僕は今年(2020年)の4月からデータサイエンティストなるものになってやろうと就職活動を始めました。

しかし、残念なことに就職活動期間がちょうど新型コロナウイルスによる自粛と緊急事態宣言に重なってしまいました。

このことによる影響は次の章で書きたいと思います。

さて、就職活動の時系列はこのような感じになりました。

 

4月上旬 転職エージェント登録

ここではキャリトレ経由の人材派遣会社1社(A社とします)と、シンビオライズという転職エージェントに登録しました。

登録したエージェントなどについてはあとの章でまとめてあります。

それぞれ面談後、すぐに求人を出してくれました。

双方ともデータサイエンティスト志望ですが、それほど求人が重なることもなかったので、やはりエージェントによって持っている求人はある程度ちがうのだということがわかりました。

履歴書と職務経歴書を作成し、合わせて15社ほど応募を出しました。

ここで注意があるのですが、キャリトレ経由のエージェントA社は求人を27社出してきました。それに対して、シンビオライズは8社です。

求人を見ていると、明らかに自分を取らなそうな求人がA社の方はたくさんありました。

そして面談をすると、できるだけたくさん出せ、というスタンス。

このエージェントA、良くないな。そう思いました。

結局、A社の求人で10社、シンビオライズの方から5社応募し、書類の通過は案の定な結果になりました。

 

4月中旬〜下旬 結果が返ってくる

少しずつ結果が返ってきました。

書類審査を通ったのは、計3社でした。

A社の10応募中1、シンビオライズの5応募中2でした。

少な!

ただ、それよりも連絡すらない会社が10社もあったのが驚きでした。

いや新卒でもサイレントはそんなになかったぞ。

不合格です、くらい返事しろよ、社会人だろ、そう思いました。

なのでわざわざ不合格の連絡をくれた2社がめっちゃいい会社に思えましたw

 

4月下旬〜5月末

面接

3社と面接をしました。WEB面接です。

転職活動による面接は初めてだったので、あまり勝手がわかりませんでした。

一次面接はほとんど会社説明で終わる会社もあれば、最初からゴリゴリの面接のところもありました。

新卒では各社が会社説明会を開催しそこで会社のことを知るのが一般的ですが、転職においてはこの面接の場で相手の会社のことを知ると言うのが普通みたいです。

だんだんそれがわかりました。

ちゃんと聞きたいことをたくさん用意していきましょう。

結局、これら3社のうち2社は最終まで通過。

エージェントA社経由の1社は一次を通過しましたが、印象がよくなかったので二次(最終)は辞退しました。

あくまで面接はマッチングなので、この会社は違うなと思ったらすぐ辞退すれがいいと思います。

最終まで進んだ2社のうち1社は最終で落ちました。

この会社も面接していて、あれこの会社とは合わなそうだぞ…と思ってやっていたら、案の定相手もそう思っていたようでした。

そして結局残りの1社から6月に内定をもらうのですが、ここは最後まで合いそうだと感じていました。

 

新しいエージェントに登録、応募、面接

手持ちのカードが2枚になってしまい不安だったので、手札を増やすことにしました。

そのため、Signateという人材エージェントに登録して求人を追加で紹介してもらい、またGreenやパーソル、Doda、エンジャパンなどを通じてまた計17社応募しました。

Green経由の会社は書類通過率が高く、9社応募して6社面接しました。

結局その6社の選考中に最初から応募していた会社から内定をもらったので、5社辞退することになりました。

Green以外の8社はほぼ書類の段階で落ちました。

この差はなんなんでしょうw

 

6月上旬 内定

こうして最初から応募していた1社の最終面接と、追加で出して選考が進んでいた7社が残りました。

最終面接は緊急事態宣言が終わっていたので、これだけ本社に行って、社長と次期社長と人事の3人と面接でした。

まさか社長も次期社長も同時に出てくるとは思わなかったので、すげーーーと感心しました。

平穏に最終面接が終了し、その6日後に内定の連絡をエージェントからもらいました。

ここには内定をもらったらいこうと思っていたので、他に選考中の会社には全て辞退の旨を連絡しました。

勝敗

まとめると、

27戦 1勝 19敗 7辞退

という感じになりました。

けっこうしんどかったので、2ヶ月ちょっとで決まってよかったなぁと思います。

 

コロナ禍での就職活動

僕の就職活動はコロナによる緊急事態宣言中でしたので、その影響などを書いてみます。

コロナ禍での就職活動はまだ誰もやったことがないので、誰もアドバイスはできませんから気楽にやりました。

そもそも初めての転職活動なので、コロナだろうがコロナでなかろうが、どちらにしても初めてなので関係ありません。

 

転職活動にかかる期間について

エージェントと何回か話しましたが、通常時の転職活動よりもコロナ禍の転職活動は時間がかかりそうだということでした。

それはほとんどの会社がリモートワークに切り替えたばかりで仕事のやり方自体が定まっていないため、採用プロセスもやや混乱があるのだそう。

たしかに普段リモートをやらない人が一斉にリモートにしたら、仕事はうまく進まないだろうということは容易に想像できます。

エージェント曰く、通常は応募からだいたい2ヶ月くらいあれば決まるが、この状況下では3ヶ月見といた方が安全と言っていました。

ただ、僕の場合は結局応募してからちょうど2ヶ月くらいで内定をもらったのですが。

結局、会社によるみたいですね。

 

求人数は減った?

気になるのは求人数です。

世間のニュースでは内定をもらった新卒が内定を切られたなどの話がよくありました。

では転職業界はどうだったのでしょうか?

結論から言うと、データサイエンティスト就職に関してはそこまで大きなダメージはありませんでした。

もちろん通常時に比べたら求人数は減っていたようですが、他の飲食やサービス業に比べると影響は少なかったのだそう。

IT業界はリモートでの仕事は他の業種に比べてやりやすいですから、そこはよかったです。

 

面接方法

面接は全ての会社とリモートで行いました。いわゆる「WEB面接」です。

人によってリモート面接に感想は違うでしょうが、僕はリモート面接で良かったと思っています。

それは会社に行く必要がなく、ラクだからですw

いちいち会社まで言って1時間とか話すだけとかムダすぎませんか?

だからこの機会にどの会社ももっとリモート面接を取り入れてほしいと思いました。

ですが、いくつか気をつけたことがあります。

それは下の方で紹介します。

 

自分もリモートワークだから面接の日程調整をしやすい

コロナのため僕も完全リモートワークでしたらから、おかげさまで面接の日程調整は非常にしやすかったです。

仕事がないわけではないですが、ずっと会議というわけでは決してないので、自由にスケジュールを調整することができました。

もし普通に職場に行っていたら、日程を調整するのはけっこうめんどくさかったのではないかと思います。

なので、その点は意外とよかった点ではあります。

 

WEB面接で気をつけたこと

コロナのために就活でもWEB面接が圧倒的に広がりましたので、そのことについてです。

WEB面接に使うツールは会社によってさまざまでした。

Zoomを使う会社もあれば、Microsoft teamsSkypeGoogle hangoutWherebyなどを経験しました。

ここからWEB面接に当たって気をつけたことをあげていきます。

 

カメラの角度

まず、カメラの角度です。

僕はノートPC付属のカメラでやっていたのですが、普通に使うとカメラの方が顔より低いので下から見上げる感じになってしまいます。

自分の画面を見ると印象があまり良くないなぁと思いました。

なので、PCの下に本を5冊くらいおいて物理的に高くして目線とある程度合うようにしました。

これだけでだいぶ印象が変わったと思います。

もしくは外付けのwebカメラを購入するのもいいですよ!

僕は内定をもらってから買いました(遅い)。。。

 

明るさの調整

明るさの加減がむずかしかったです。

僕もリモートワークだったので、自室だとかなり画面が暗くなってしまいました。

そのため、勉強用のライトを自分に照らしてみたり、カーテンを調整してみたりしてなるべく明るく見えるように心がけました。

やはり画面が暗く映ると、どうしても自分のことがよく見えません。

映りはいいに越したことはないのです!

Youtuberの方がリングライトをよく使うみたいなのを見たことがありますが、やっぱりああいう照明はとても大切なんだとここで気づきました。

日頃から動画配信などをやっている方は、WEB面接も似たようなものなので強いのかと思います。

 

面接に使うツールの事前準備

先ほど言ったように、会社によって面接に使用するツールは様々です。

そのため、面接が始まる少し前にはちゃんと準備をしておくことが本当に大切です!

僕はZoomやSkypeは使ったことがあったのですが、Google hangoutやWhereby、Microsoft teamsなどは初めてでした。

自分の端末にもよりますが、これらの中にはブラウザで簡単に使えるものもあれば、アプリをダウンロードする必要があるものもあるので、10分〜15分前くらいにはログインしようとした方がいいです。

またブラウザで使えるものでも、Safariなどには対応していないとかもあります。

僕も急遽Google Chromeをインストールしたりしました。

なので、なるべく早めに準備をしておくようにしましょう。

 

部屋の片付け

部屋の片付けをしました。汚くて印象は良くならないですから。

Microsoft teamsやZoomなどは背景を変えることもできますが、妻に「背景を隠す人よりも、ちゃんと映してそれがキレイな方が印象いい」と言われたので素直に従うことにしました。。。

後ろは白い壁だけになるように物の移動をしました。

さすがに本棚とか大きいものがあったら、別に移動する必要はないかと思いますが、僕みたいに少し段ボールがあったり雑多なものがあるくらいだったら、ちゃんと片付けておいた方が印象はいいと思います。

 

家族との調整

WEB面接で自宅から参加する場合は、家族とも調整をした方がいいです。

僕の面接は緊急事態宣言中だったので、妻も自宅でしたし、子どもの保育園も休園ですからみんな家にいる状態でした。

うちはそれほど広くないので、もし子どもがグズったりしたら音声が入ってしまい、あまりよくないと思ったので、妻と相談して可能な時は面接の時間帯に公園に行ってもらったり、近所を散歩してきてもらったりしました。

もしWEB面接に自宅から参加する時、家族が家にいるなら了承をもらっておいた方がいいですね。

 

服装

WEB面接だからといって適当な服を着るわけにはいかないと思い、毎回上は普段着のシャツ(仕事用ではない)を着るようにしていました。

就活サイトなどを見ているとちゃんとスーツを着るべきとかありますが、それはわかりません。

でも僕は普段着るようなシャツでなんとかなりました。

面接官は私服の人が多かったですが、ある程度はさっぱりした格好がいいですよね。

スーツを着る必要があるかはわかりませんが、印象はいい方がいいので。

結局、スーツは対面の最終面接でしか着ませんでした。

 

就職活動の具体的なところ

今回は、就職活動の選考や使用したエージェント、応募数など具体的なところをまとめておきます。

使用したエージェント・サイト まとめ

僕がデータサイエンティストの転職活動に使用したエージェントやサイトは以下の通りになります。

・キャリトレ経由の人材会社
・シンビオライズ(クリークアンドリバー)
・Signate
・Green
・Doda
・エンジャパン
・パーソル

登録してよかったと思っているのは、シンビオライズ、Signate、Greenです。

僕の場合はデータサイエンティストという日本ではまだニッチな職種なので、リクナビとかマイナビエージェントとかには登録しませんでした。

特に僕はポスドクなので、ある程度研究者の状況に理解があるといいなぁと思っていました。

ポスドクや博士の就活に有名なのにアカリクもありますが、僕はなんか気が乗らずに使いませんでした(特に意味はありません)。

エージェントには3社登録しましたが、やっぱりエージェントは複数登録するのがいいと思いました。

登録してもその会社や担当の人に当たり外れがあるからです。

僕はデータサイエンティスト就活だったのでニッチなエージェントを使いましたが、そうではない場合はリクナビやマイナビ、Dodaとかのエージェントに登録しておいた方がいいかと思います。

 

書類審査

さて審査ですが、まず書類審査から始まります。

提出するのは一般的には、履歴書と職務経歴書です。

僕はまずネットで調べて書類を自分で作成し、エージェントの人に見てもらいコメントをもらったり添削してもらったりしました。

新卒の就活と違って各会社ごとに異なる書類を用意するようなことはしなかったので、この2つの書類を全く同じまま(日付だけ変えて)提出していました。

書類はなるべく多く出すよう心がけましたが、そうしてよかったです。

書類審査の通過は全部で32社中10社でした。

思ったより書類審査が通らなかったので、本当に興味がある2つ3つだけしか出さないというよりは「興味があったら全部応募する」くらいのスタンスの方がいいと思いました。

 

面談・面接

会社によっては一次面接は会社説明だったり、面談というラフな形を取ったりとさまざまでした。

ベンチャーっぽい会社ほどラフな面談になっていく印象です。

面接はやってるうちにだんだん聞かれることがわかってきました。

僕の場合、まとめるとこんな感じです。

・自己紹介して
・前職での仕事
 ・プロジェクトのこと
 ・自分がやったこと
 ・スキルの確認
 ・難しかったこと
 ・どうやってやっていたか など
・なんで前職を辞めたの
・なんで大学に戻ったの(僕の場合)
・研究の話
 ・研究の内容
 ・スキルの確認
 ・自分の研究の今までと違うところ
・どうしてデータサイエンティストになりたいの
・(未経験なので)データサイエンティストになるためにどんな努力をしてるの
・この会社でどうなりたいの、何したいの
・どんなキャリアを歩みたいか
・また研究の世界に戻るつもりとかあるの
・なんでうちなの、他の会社じゃダメなの
・どこが第一希望なの

面接を重ねるうちにこの辺は答えられるようになりました。

本音を言えばネガティブな理由もあるとは思いますが、面接ではそういったネガティブな回答はせず全てポジティブな回答ができるようにする必要を感じました(不毛だと思いましたが)。

また、中には明らかに僕のことを言い負かしてやろうみたいな面接官もいました。

意味不明なことを言って詰めてくる感じ?

その面接は不合格でした。

なんなんでしょうね、謎のプライドをお持ちなんでしょうか。

そういう人と当たったら、さっさとあきらめて次に行くのがいいんだと思いました。

いちいち気にしてはいられません。

あと、面接という形ではなく面談をしてくれる会社がありました。

この面談はけっこう勉強になりました。

まだ就活初期の段階で小さいベンチャー企業の代表と話したのですが、業界の最近の話とか、実際に必要なスキル、などなど自分の知らなかったことが聞けたので、それはよかったと思います。

思えば変な質問をしまくっていたので、本選考には進めなかったのですが、とても勉強になりました。

行く気がない会社でも、話してみると得るものもあると思いました。

 

併願

たくさん応募して並行して選考を続けていくことになりますから、併願もたくさんあるということになります。

面接では併願状況として、どこを受けているかを必ずといっていいほど聞かれました。

基本的に嘘をつく必要はないと思い、毎回選考が進んでいる会社を言っていました。

ただ、第一志望は御社ですという決まり文句はちゃんと言うようにしていました。

 

給与交渉に関して

最終面接や最終面接後に給与の交渉がありました。

僕は最終面接の時に人事の方から希望給与を聞かれ、いくら以上だとありがたいというようなざっくりした話をしました。

正式な交渉は内定をもらってからエージェントの方がしてくれました。

事前に給与の最低ラインと一発OKライン、そして、いくらまでだったら他を検討するみたいな条件をエージェントの人と相談します。

僕はエージェントを通して応募したので、エージェントの方が給与交渉をしてくれましたが、自分で応募した場合は自分で給与交渉をすることになりますから、自分の中で額の条件を決めておくべきだと思います。

また、内定をもらっても提示される給与が少ないことも考えられますので、それまではちゃんと併願している会社の選考を進めておくべきなんだと感じました。
 

ポスドクの就職活動の感想

未経験からデータサイエンティストになること

前にも書きましたが、2020年4月の日経新聞の記事では、企業のうち6割が目標としていたデータサイエンティストの人数を確保できなかった or どちらかというと確保できなかった、と回答しています。確保できたという企業は17%だけだったとか。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58568540Y0A420C2000000/

このことからもデータサイエンティスト不足はかなり深刻なことがわかります。

しかし、なろうと思って簡単にデータサイエンティストになれるわけでもありません。

アメリカとかでは急ピッチで大学にデータサイエンスの学部や学科を作りましたが、日本の大学でそういった学部や学科ができたのは滋賀大学・横浜市立大・武蔵野大くらいです。

なのでそれら以外の大学/学部出身の人は、大きく分けて新卒未経験で入社してデータサイエンティストになるか、転職してデータサイエンティストになるかのどちらかだと思います。

新卒でデータサイエンティストになるのはけっこう簡単です。

良くも悪くも日本では新卒は大した技術も持っていなくて良く、入社してからがんばれという風土があるので、大学でデータサイエンスを専門にしていなくても入社してから頑張ればデータサイエンティストになれます。

では、既卒が転職してデータサイエンティストになるにはどうしたら良いでしょうか?

まず、経験者であれば確実に重宝されますので、転職活動もそれほど大変ではないようです。

問題は未経験での転職です。

僕も業務未経験でデータサイエンティストへの転職活動をしましたが、かなり大変でした。

圧倒的に現在のAI/データサイエンティスト転職市場は即戦力を求めています。

なのでKaggleやSignateなどのコンペに参加して、手を動かせるようにしておかないと難しいです。

その上でデータサイエンスやAI関連を専門にした転職エージェントに登録しておくことをオススメします。

 

エージェントから研究者はどう見られるか

博士やポスドクの就活をサポートするというコンセプトの人材会社は少しずつできており、それらの人は研究者の状況を知っているので、そこまで問題にはなりません。

しかし、一般のエージェントはそうはいきません。

彼らはだいたい大学院なんて行ってないし(たぶん)、博士の人と交流なんてないし(たぶん)、まして研究者と会うことなんてないです。

だから会話や意図はなかなか伝わりません。

僕がキャリトレ経由で登録したところもそうで最悪でした。

面談で機嫌が悪くなりました笑。

 

会社から研究者はどう見られるか

人とやっていけるか

面接でいくつか確認されてるなと感じたことがあります。

一つが、こいつはコミュニケーションが取れるのかです。

研究者というと一人で閉じこもってするイメージがあるのでしょう。

あながち間違ってはいませんが、研究も決して一人ではできずいろいろな人と協力してやっていくことが多いです。

だから仕事を推進していくためのコミュニケーションは基本的に取れると思いますが、研究業界にいない人はやはり心配でそういったことを確認していくんだと思います。

 

ちゃんとお金儲けをする気があるか

データサイエンティストに関してですが、志望動機で「分析がしたいです!」では厳しいです。

最終面接のときに言われたのですが、企業である以上お金を儲けなきゃならず、分析するだけではお金にならないから、ちゃんと分析をしてお金儲けをしてほしい的なこと(実際はもっとオブラートに包まれていた)を言われました。

僕は分析よりもお金儲けしたいくらいなので(笑)、大して抵抗などは抱かなかったですが、もし分析だけがしたい人は厳しいかもしれません。

まぁ入ってから考えればいいことではありますが、一応その点は理解しておかないと面接で面食らったり、相性の不一致とみなされてしまうこともあるかもしれないので、注意が必要と思います。

 

社会人経験とは

やたら「社会人経験」という謎のことを求められます。

僕は幸いにも「社会人経験」が2年弱あり、ギリギリ20代だったのでそこまでうるさく言われませんでしたが、言及してきた会社もあります。

たぶん日本の会社の特殊性ゆえなんじゃないかと思っています。

結局、日本の会社というものが特殊な存在であり、なかなか馴染むのが難しいから、会社にいた経験がある(社会人経験がある)とこの特殊な会社という場所でやっていけると思うんじゃないでしょうか。

海外の人と話すことはよくありましたが、社会人経験みたいなこと聞いたことがありません。

というか冷静に考えて、研究者だって社会人ですから笑。

仮に博士課程の学生だって、海外だったら社会人扱いです。給料もらえます。

もらえないのは日本だけです。日本だけ博士学生は学生です。

学生たらしめてるくせに、それゆえ博士は取らない。

いいこと全くないじゃん。

 

若手研究者は職を転々とせざるをえないこと

会社はかなり前職の勤務歴や退職理由などを気にするように思えました。

会社としてはせっかく取ったんだから長く自分の会社にいて欲しいと思うのは自然です(日本なら)。

しかし、若手研究者は任期付きの場合が多いので、職を転々とせざるを得ません。

これがまたマイナスに見られるが多いみたいです。

職を転々としているために、うちもすぐ辞めるんじゃないかと。

実際はそんなの人によるし、任期付きである状況である以上仕方ないのですが、理解されないのでしょうか。

研究者から企業へ転職するときの難しいポイントではあります。

 

エージェントやサイトはどのくらい使って何社くらい応募するのがいいの

僕はエージェントを3社、転職サイトを4つ使いました。

あくまで僕の感想ですが、ポスドクとか研究者の転職の場合、エージェントはまず使った方がいいと思いました。

やはりエージェントが持ってる求人や、こういう会社ならこの人もいけるかもみたいなノウハウがあるからです。

普通に求人をググって直接応募しても難しい気がします。

そして、応募数はたくさん応募していいと思いました。

よく絞って2, 3社がいいという人もいますが(僕もそう思っていましたが)、思っている以上に落ちるので、
たくさん応募しましょう。

落ちる他にも、面接をしていて、「あれ、この会社はちょっと合わなそうだな」と思うこともよくありました。

なので、そういう会社も加味してたくさん出しましょう。

 

データサイエンティストはなくなるのか

面接で社員さんと話していて思ったのが、データ分析に懐疑的である企業が一定数いるということです。

その会社の求人で応募しているのに、面接に出てくる社員はデータ分析に懐疑的であるというおもしろい状況でした。

聞いてみると、最近データサイエンスの需要はめちゃめちゃ増えているが、それが実る事例は必ずしも多くないとのこと。

実証可能かどうかのところだけで終わる案件が多く、下火になるんじゃないかとのことでした。

それに分析を依頼した顧客もデータサイエンスに関する知識がないので、機械学習とかまして深層学習とかやっても理解できないから、簡単な四則演算でできる限り進めていった方がいい、というスタンスのところもありました。

僕はそういうところは全て辞退しましたが、日本の科学リテラシーの低さを思いました。

データサイエンティストという職業が残るかはわかりませんが、高度なデータ分析は必ず必要で、できなくなった会社は淘汰されていくと思っています(僕の考え)。

最新のテクノロジー、技術を使うことをためらわずにやっていく会社にいきたいし、そんな自分でいないとこれから生きていくのはきついだろうなと思いました。

 

最後に思うこと

先進国はどこも博士が増えているのに、日本だけ横ばいですね。

先進国はどこも博士は給料をもらえるのに、日本は払っていますね。

就職活動をしようと思っても、博士や博士をとって研究者になっても、それから企業に就職するのは非常に大変です。

いいことなしです。

日本で育って大学に入って、博士まで行って、日本で就職することになりましたが、今の日本にいるメリットないなぁーと思いました。

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