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日台青年科学技術人材交流計画で台湾国立中央大学に短期留学した話

とにかく業績が欲しかったのです。学振の書類に書くために。

少し前のことになってしまいましたが、2018年の夏に台湾の国立中央大学に1ヶ月間短期留学してきました。

日台青年科学技術人材交流計画で台湾国立中央大学に短期留学した話

日台青年科学技術人材交流計画

大学院生が申請できる留学プログラムの一つに、台湾科技部の「日台青年科学技術人材交流計画/日本人大学院生台湾派遣事業」があります。

対象は自然科学を学んでいる学生で、少々対象は絞られますが、自然科学分野はあまりこのようなプログラムがないので、とても貴重です。

内容は1ヶ月もしくは2ヶ月間、台湾の大学(研究所)に滞在し研究するというものです。

台湾の先生に指導教員になることを直接お願いする必要があるので、パイプが必要ですが、そのパイプがあれば良いプログラムだと思います。

https://www.koryu.or.jp/business/exchange/tabid1567.html

往復航空券代、空港から研究所までの交通費、健康保険代(台湾の健康保険)、生活費が1ヶ月あたり5万元(台湾ドル)が支給されます。台湾で暮らすには十分な額です。大学の寮などに宿泊できれば十分お釣りがきます。

ウェブサイトには何名採用か書いていませんしあまり情報がないですが、電話してみたところ、毎年10名弱程度とのことです。

申請書自体も学振などに比べて分量は多くありません。

私も2018年度に採択され、今年の夏に訪台し、充実した日々を送ってきました。
自然科学分野の大学院生、おすすめです。

台湾国立中央大学について

大学は、桃園市の隣の中壢という街にあり、桃園国際空港からタクシーで40分くらいです。空港は桃園国際空港を使うのが一番便利ですが、台北の松山空港からも直通バスがありました。

構内

大学は自然科学・工学や経営学が中心で、歴史もかなり長いです。

台北や台南とは違ってかなり田舎で、大学もかなりゆっくりと時間が過ぎる気がしました。私のイメージでは日本でいう筑波のような感じがします。

自然溢れる構内には平日は学生が休日は家族連れが集まってそれぞれ自由な時間を過ごしています。学生は男女ともに多く理系でも女性が日本より多い印象です。あまり服装などには無頓着な感じで、夏は男女ともに短パン・Tシャツ・サンダルみたいな感じ。

台湾人が多いですが、留学生も時折見かけます。大体はアジア圏の人ですが、日本人はほぼいません。私は1ヶ月で一人も出会いませんでした。

宿泊

宿泊は大学の宿舎でした。
宿舎・各部屋にはオートロック付きで、基本2人部屋。基本的なアメニティは揃っており、あまり生活に苦労した記憶はありません。

シャンプーくらいあれば十分かと。女性はドライヤーも必要です。宿泊費は1ヶ月で9000元でした。1泊単位と1ヶ月単位の契約があるそうです。

1泊単位だと1日あたりもっと高いですが、毎日清掃に入ってくれます。1ヶ月契約だと週に一回の清掃になります。地下にはコインランドリーもありますし、宿から徒歩20秒でファミリーマート、30秒で学食があるので、生活には困らないと思います。

学食

宿舎近くの学食はビュッフェ形式で、一食70元くらいあれば十分。おかずをとった後にご飯の大 or 小 or なしを選ぶスタイル。他にも学食はたくさんあるらしいけど、私はここしか知らない。

Wifi環境

海外に行く時には現地のWifi設備が気になるところ。
1ヶ月間の台湾滞在だったのでSIMカードを購入しても良かったのですが、大学には大学のwifiがあるし、大きい街にはiTaiwanというフリーwifiがあると聞いていたので、それを頼りにSIMカードは買わずに行きました。

結論から言うと、iTaiwanはあまり当てにしない方が良かったです(今はわかりません)。

WEBサイトを見ると大都市や空港などの公共交通機関では台湾全土でiTaichung, iTainanなどの形で使用できるとのことですが、全然繋がりませんでした。

友人も台北中心部でiTaiwanが全然繋がらないと言っていましたし、私も台中、台南、桃園市内ではほぼ繋がりませんでした。空港や新幹線、台鉄の駅は繋がったんですが。。。

なので、プリペイドSIMカードは買って行った方がよかったです。

一日の流れ

朝は9:00くらいに研究室に行って、普通に研究をして夕方17:00くらいに帰るというライフスタイルで1ヶ月間過ごしました。

昼食は学食。昼食後は週3くらいで大学近くの紅茶屋さんに行ってタピオカミルクティーを飲んていました。

日本で流行る前でしたが、おいしさゆえよく行っていました。値段も日本円で150円程度だったので、とても良かったです。また、その隣にあるフルーツジュース屋さんでも週2くらいで搾りたてのパパイヤバナナミルクを飲んでました。

研究

研究は自分のやりたい研究テーマを勝手にやるという感じです。

受け入れてくれた教授はめちゃめちゃ忙しかったので、あまり研究室にはおらず、週に1回ディスカッションをする程度でしたが、親身に相談に乗ってくれました。

1ヶ月でそこまで研究は進むものではありませんので、進捗等はそこまで言われません。

終わってからは受入教員に留学の成果と感想等を英語で3ページ程度書いて完了となりました。

ビザ

1ヶ月間の滞在であればビザは必要ありません。パスポートだけあればOKです。

気候と服装

僕は8月に行きました。夏の暑さは日本と同じような感じです。

でも室内は冷房が効いてめっちゃ寒いので、薄い上着があった方がいいです。大学から中壢のダウンタウンまでバスで20分程度なので、現地で買うこともできます。

交通手段

市内の基本的な交通手段はバスです。桃園行きや中壢行きなど、いろいろなバスがあります。

現地の人は原付や車を持ってる人が多いです。留学生だとそうはいかないですよね。友人に原付を2ケツさせてもらったことがありましたが、テレビで見るようなすごい交通量でビビりました。。。

中壢や桃園まで出れば、電車や新幹線で台北や台中に行けます。

台湾の博士課程事情

日本の大学では、博士課程は通常3~6年とされており、文系は6年くらい行く人も多いと聞きますが、理系は多くが3-4年の印象を受けます。そんなことを台湾の友人と話していたところ、彼は非常に驚いていました。

台湾では博士課程を卒業するのに5-6年かかるのは普通で、卒業する頃には30歳前後になっているようです。ただ、理由はわかりません。もっと聞いておけばよかったと反省しています。昔からそういうもの、なのか、政府や大学から学費や住居費をもらって生きていけるからなのか、わかりません。
博士学生の自殺も多いのだそう。まぁ日本の大学も現教授が学生だった頃は非常におおらかで5-6年の人は多かったということなので、あまり変わらないんですかね。

おまけ

悠遊カードを買おう

台湾に滞在するときに是非手に入れたいのが、交通系カードの「悠遊カード」です。

台湾全土で電車も乗れるし、田舎に行っても乗れる。見るからにボロそうなバスにも必ず使えます。

コンビニとかでも使えるし非常に便利なので、着いたときに空港で買ってチャージするのがいいでしょう。空港以外にもその辺のコンビニでもレジで購入・チャージできます。

中秋の名月とバーベキュー

台湾で中秋の名月は一大イベントです。何をするかと聞いたところ、月餅を食べる、文旦を食べる、バーベキューをする、だそうです。

月餅は日本でも食べますが、文旦やバーベキューは謎ですよね。なぜバーベキューをするのかを友達に聞いてみました。すると、”ビジネス"だそうです。バレンタインと同じように企業がそのような広告をしたことから始まったのだそう。

結局今ではそれが全土で広がって、皆家族や友人とバーベキューをするみたいです。事実、中秋月の前後数日は街のいたるところで、道路のすぐそばで思い思いに肉を焼いていました。私も友人宅のバーベキューに参加させてもらいました。

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