こんにちは、サトシです!
今回は「Google NotebookLM」という無料で使える便利ツールを活用して、既存の資料を効率的に活かす方法について紹介します。このツールは、調査や資料の要約、議事録作成、メモ整理など、幅広い用途で活躍します。ぜひ最後まで読んでみてください!
Google NotebookLMとは?
Google NotebookLMは、Googleが提供する無料のAIツールです。簡単に言うと、PDFやテキスト、音声データなどのドキュメントを読み込ませると、その内容に基づいて質問に答えてくれるサービスです。
一般的なAIは広範な知識をもとに回答しますが、NotebookLMの特徴は「アップロードしたドキュメントに特化して回答する」点にあります。例えば、企業のルールブックや過去のプレゼン資料、論文などを登録すれば、それらに基づいた具体的な回答が得られるんです。
主な機能
- 資料のアップロード
PDF、テキストファイル、音声ファイルなどをアップロードできます。 - AIによる分析
アップロードした資料をAIが解析し、内容を理解します。 - 質問への回答
資料に基づいた質問をすると、的確な回答を返してくれます。
これらの作業は「ノート」という単位で管理できるので、複数のプロジェクトやテーマごとに整理しやすいのもポイントです。
※ちなみに、この記事のサムネイルや動画は「Gamma」というサービスで作成しました。無料版だと「Made with Gamma」のロゴが入りますが、有料版なら非表示にできます。興味があれば調べてみてください!
どんなシーンで使えるの?
NotebookLMは、さまざまな場面で役立ちます。以下に代表的な活用シーンを挙げてみます。
1. 学術研究
論文や専門書を大量に読み込む必要がある研究者にとって、NotebookLMは救世主です。私も研究経験がありますが、論文を一つひとつ読むのは本当に大変ですよね。このツールなら、複数の論文をアップロードして質問すれば、AIが内容を要約したり、特定のポイントを解説してくれたりします。
2. ビジネス分析
市場調査レポートやホワイトペーパーなど、企業の資料を読み込んで分析するのに最適です。例えば、「この資料からレポートを作成して」と頼めば、AIが要点をまとめてくれます。時間短縮に繋がりますよ。
3. 議事録の整理
会議の音声データを直接アップロードすれば、議事録を自動で作成してくれます。新入社員が過去の会議内容を把握したいときや、膨大な議事録を確認したいときにも便利です。
4. 膨大な資料の確認
マニュアルや説明書など、長くて分かりにくいドキュメントを読み込むと、質問に答える形で内容を整理してくれます。「このPDFの要点は?」と聞けば、すぐにまとめてくれるので助かります。
他のツールとの違い
NotebookLMの最大の強みは、「資料に基づいた回答」に特化している点です。一般的なAIは広範な知識で答えますが、NotebookLMはアップロードした資料だけを参照するため、ピンポイントで正確な回答が得られます。
さらに、ソースの引用機能もあるので、「どの部分から引用したか」が明確に分かります。研究やビジネスで信頼性が求められる場面でも安心して使えます。そして何より、無料で使えるのが嬉しいポイントです!
使い方は超簡単!
NotebookLMの基本的な使い方は以下の3ステップです。
- ログイン
Googleアカウントでログインします。 - 資料をアップロード
PDF、テキスト、音声ファイル、Googleドライブのファイル、YouTubeリンク、ウェブサイトなど、さまざまな形式に対応しています(上限は50ファイル)。 - 対話する
質問を入力すると、資料に基づいた回答が返ってきます。
実際に使ってみると分かりますが、本当にシンプルで直感的です。ぜひ試してみてください!
実演:マッキンゼーレポートを読み込ませてみた
ここからは、具体例として「マッキンゼー&カンパニー」のレポートをNotebookLMに読み込ませた例を紹介します。
使用した資料は、2023年6月に公開された「生成AIの潜在的な経済効果(The Economic Potential of Generative AI)」という45ページの日本語レポートです。文字が小さくて読むのが大変な資料ですが、これをNotebookLMにアップロードしてみました。
結果1:要約
まず、AIがレポートの概要を以下のようにまとめてくれました。
- 「マッキンゼーが発表した生成AIの潜在的効果に関するレポートです。生成AIが生産性を向上させ、顧客対応、マーケティング・営業、ソフトウェアエンジニアリング、研究開発などで大きな価値を生み出す可能性があると分析しています。」
結果2:質問への回答
次に、「生成AIの利点とリスク、社会の対応策は?」と質問すると、以下のように詳細に答えてくれました。
- 利点: 生産性向上、業務効率化など
- リスク: 倫理的な問題、誤情報の拡散など
- 社会の対応策: 責任ある利用の推進、課題への対策など
さらに、引用元(例: ページ1や6など)が明示されるので、どこから情報を取ったのか一目瞭然です。
結果3:マーケティングへの適用
「マーケティング&セールスへの適用は?」と聞くと、メリットや具体例を挙げて解説してくれました。
- マーケティングのメリット: 顧客ターゲティングの精度向上
- セールスのメリット: 営業プロセスの自動化
結果4:メモ作成
右側の「メモ」機能を使えば、例えば「生産性の新フロンティア」というタイトルの詳細なブリーフィング文書を生成できます。要約や全体の整理も簡単にできるので、資料を効率的に活用したいときに重宝します。
まとめ
Google NotebookLMは、無料で使える上に、資料ベースの回答や引用機能、音声データ対応など、便利な機能が満載です。研究、仕事、日常のメモ整理など、どんなシーンでも活躍します。ぜひ一度試してみてください!
最後にまた宣伝ですが、YouTubeメンバーシップではAI開発やデータ分析の詳細な学習動画を公開しています。興味があればチェックしてみてくださいね。今回は以上です。ありがとうございました!
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