今回から集中してJuliaプログラミングの記事を書いていきたいと思います。
Juliaのインストールと環境設定については、こちらの記事で紹介したので興味がある方はご覧ください。
https://satoblo.com/julia-install-jupyter/
さて、Juliaの基礎文法1ということで変数・定数・文字列の扱い、データの型変換、そして演算処理をやっていきます。
基本中の基本事項ですが、ぜひお付き合いください。
変数・文字列・データ型変換・演算
変数
整数、実数は x=1、y = 1.0 のように指定します。
型の確認はtypeof(x)で行います。
定数
定数の指定はconstで行います。
constで指定した値は基本的に変更することはできません。
文字列
文字列はダブルクォーテーションで入力します。
例の通り、シングルクォーテーションだとエラーになります。
文字列の連結は" * "で行います。
" + "だとダメです。
文字列のスライスです。[ ] で指定します。
文字数はlength()関数でカウントします。
また、大文字・小文字は区別しますので、上記で大文字のCとかにするとエラーになります。
データ型の変換
文字列型の"12345"を数値型に変換してみます。
parse関数でInt型からnumber型に変更できます。
これ以外のパターンも同様にできます。
演算
一行に複数書くときは;で区切ります。
printだけだと改行されませんので注意です。
足し算、引き算です。
掛け算、割り算です。
冪乗は ^ 、商の余りは % で計算します。
Boolean型もあります。
さいごに
今回の記事では、Juliaの超基本的な部分の紹介でした。
次の記事ではタプル、リスト、辞書型などをやっていきたいと思います。
このあたりUdemyのオンライン学習でも学ぶことができます(ブログより手取り早そう)。
セールのときに買えば1000円ちょっとなので、興味があればどうぞ。
はじめましてJulia~次世代のデータサイエンス・科学計算のためのプログラミング
書籍だとこのあたりがおすすめです。
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