データ分析

統計検定2級にCBTで合格したのでその勉強法と感想(2022/4)

データサイエンティストという肩書で仕事をしているので、さすがに統計検定2級くらい取っておいた方がいいよなぁと思って1年くらい経ちました。

たまに先輩が統計の話をし始めると、ちょっと何言ってるかわからないこともたまにあったので、重い腰を上げてようやく統計検定2級を受験することにしました。

ただ、1度目の試験は恥ずかしながら58/100点で不合格でした。

そして2回目でようやく79/100で無事合格となったので、こちら記事にしてみたいと思います。

 

統計検定2級とは

統計検定2級は、大学基礎レベルの統計学の知識とその活用が目標となっている資格です。

以下のWEBサイトが公式ページ
https://www.toukei-kentei.jp/about/grade2/

転職サイトとかをみていてもデータアナリストとかデータサイエンティストの求人にはnice to haveの項目として統計検定2級があることもよくありますので、かなり一般的に重要視されてきている資格だと思います。

統計検定は現在は1級以外はCBT形式での受験になっており、統計検定2級の試験は、試験時間:90分、問題数:35問程度となっています。

僕が受けたときは2級は問題数32問でしたので、合格ラインの60点に到達するには20問は解く必要があります。

 

試験内容

試験内容は公式サイトにも書いてあるとおり、このような感じです。

 

 

そして実際の試験もまた大きく3パートに分かれており、
1. 1変数・2変数記述統計
2. データ収集・確率・分布
3. 推定・検定・線形モデル
となっています。

だいたい、1は分散や共分散を求める計算をしたりといったパート、2は確率を求める系、3は信頼区間を出したり仮説検定をしたりといった内容になります。

 

勉強期間

1度目の試験前はだいたい2週間くらい準備しました。

1回で受かるつもりでいたのでその2週間はちゃんと勉強しましたが不合格でしたので、さらに追加で2週間ほど準備して2回目の試験を受けました。

勉強は毎日していたわけではなく、週末にまとめたやったりとかしていたので、具体的な勉強時間は30-40時間くらいではないかと思います。

 

勉強方法

勉強方法としては、まず東大出版の統計学の本をざっと最後まで読み、そのあとはひたすら過去問をやるという感じで進めました。

過去問はAmazonでこちら買うことができ、5回分入っていますので、これを何回もやればそれで十分ではないかと思います。

過去問でわからないところは東大出版の本で確認、また解いてわからなければ調べる、というのの繰り返しでした。

基本的にはこの2冊しか使ってやっていけば大丈夫でしょう。

特にYoutubeの動画も見ていませんし、他のオンライン講座とかも特に必要はないと思いますので、焦ってこれらを購入する必要はないと思いますよ。

ただ、このあとにも書きますが、3級相当の計算問題(1変数・2変数記述統計のパート)も個別に練習しておいた方がよいです。

 

1回目で不合格だった理由

1回目は不合格だったのですが、どんな点数配分だったかというと、序盤の基本的な計算パートが30%しかできていなかったので、1回目の不合格はそれが原因でした。

他のパートは70%くらい取れていたので、普通に計算できていれば合格できるはずです。

なぜこのパートの点数が悪かったかと言えば、過去問をやっているとあまり計算パート多くないんですよね。

内容としては3級の内容が結構入ってきているので、こちら対策をしていませんでした(とはいえ、そのくらいできろよという話ですが・・・)。

 

2回目の試験に向けて対策したこと

1回目の不合格を経て、2回目の試験に向けて、ちゃんと計算問題の練習をしました。

といっても2回目の対策としてはそれくらいしかやっていないので、時間で言うと1回目に向けた勉強時間の1/5くらいだったかと思います。

あと本当は適合度検定や独立性の検定、実験計画法などもちゃんと準備していきたかったのですが、結局準備が間に合わずこのあたりはほぼ捨ててしまいました。。。

資格に受かるだけの勉強ではあまり意味はないと思いつつも、現実問題仕方なしを思い込み、捨てました。

いつかこのあたりはちゃんと勉強します。。。

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