IF文・3項演算子・短絡評価
IF文
まずはIF文です。
どんなプログラミング言語でもIF文はありますよね(たぶん)。
JuliaのIF文はシンプルで下のように、
処理1
elseif 条件
処理2
else
処理3
end
のような形になります。
最後にendをつけることを忘れないでください。
endが必要なのはForループと同じですね。
3項演算子
3項演算子はjava scriptなどで目にしたことがあるかもしれません。
a ? b : c のような記載をし、「aがtrueならばb、falseならばc」というような構文になります。
a,b,cには値が入ることがあれば処理が入ることもあります。
3項演算子は条件分岐をif文よりも短く書くことができますが、乱用すると可読性を下げることになります。
なので、基本的にはif, elseを使うのがいいと思います。
短絡評価
短絡評価もjava scriptやC++などで見たことがあるかもしれません。
どのようなものかというと、論理演算子:and演算(&&)と or演算(||)の特性を使った処理です。
まず下のコードはわかるかと思います。
ただand演算とor演算をし、true or falseを返しているだけです。
では、次に短絡評価を使用した処理を見ていきます。
a && bのとき、もしaがtrueだった場合、bの値によって結果がtrue or falseになります。
しかし、もしaがfalseだった場合、bの値に関係なく結果はfalseです。
なので、a && bのときは「aがtrueであればbによって結果が変わるためbを実行する」それに対して、「aがfalseであればbは実行しない」というふうになります。
同様にa || bのor演算も考えることができます。
つまり「aがtrueならばbは実行せず」「aがfalseならばbを実行する」というようになります。
このように短絡評価をJuliaでも使うことができます。
頻繁に使うわけではないと思いますが、知識として知っておくと良いかと思います。
さいごに
今回はJuliaのIF文、そして三項演算子と短絡評価の説明をしました。
三項演算子と短絡評価は応用的になってくるので、一応覚えておくくらいでいいと思います。
IF文をしっかり使えるようになりましょう!
最後に、もっとJuliaを体系的にしっかり勉強したいという方はUdemyなどのオンライン学習をしてみるのもいいと思います。
僕のブログを読んでもらえるのもうれしいですが、こちらの方が幅広いし手取り早いかもしれません。
セールのときに買えば1000円ちょっとなので、興味があればどうぞ。
はじめましてJulia~次世代のデータサイエンス・科学計算のためのプログラミング
書籍ですとこのあたりがおすすめです。
  今回から集中してJuliaプログラミングの記事を書いていきたいと思います。 Juliaのインストールと環境設定については、こちらの記事で紹介したので興味がある方はご覧ください。 https://sat ... Juliaの基礎文法ということで2回目はタプル、リスト、辞書型をやっていきたいと思います。 前回の変数・定数・文字列・演算に続いて基礎の基礎を紹介します。 というより、ほぼ自分のための備忘録になりつつ ... Julia基礎文法の3回目ということで、forループ・whileループ・内包表記をやっていきます。 制御構文の中で今回のループ文はとても重要なので、しっかりやっていきましょう! forル ... 今回はJuliaの基礎文法5ということでグラフ作成をやっていきたいと思います。 計算はいろいろできるようになったとしても最終的にはグラフにまとめるのが一般的ですから、なんとかしてグラフ作成をできるよう ...
Juliaの基礎文法1〜変数・定数・文字列・データ型変換・演算
Juliaの基礎文法2〜タプル、リスト、辞書型
Juliaの基礎文法3〜forループ、 whileループ、内包表記
Juliaの基礎文法5〜PyPlotによるグラフ作成