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データサイエンティストは会社員がよい?フリーランスがよい?メリットとデメリットを比較

最近はデータサイエンティストとして会社員だけでなく、フリーランスとして独立する道も出てきたようですが、実際にフリーランスでデータサイエンティストをやっている人は多くないと思います。そのため、フリーランスの実情が知りたくても、実情がわからないという人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、データサイエンティストとしてのキャリア選択の際に、会社員とフリーランスのそれぞれのメリットとデメリットを比較しながら考えてみたいと思います。

 

データサイエンティストとしての会社員:メリット

安定した収入と福利厚生

会社員として働く場合、定期的な給与が保証されます。これはエンジニアなど職種を問わず、会社員である圧倒的なメリットでしょう。そして、社会保険や退職金などの福利厚生も受けられます。これにより、生活の安定感は格段に向上します。

 

チームでの学び

企業内で働くデータサイエンティストは、チームと協力しながらプロジェクトを進める機会が多くあります。データサイエンス部隊がある企業にはたいていエースと言われるような強いデータサイエンティストがいるものなので、特に若手の場合はそういった専門家とともに仕事をすることで多くのことを学び、成長することができるでしょう。もちろんフリーランスでも一緒に仕事をすることになりますが、やはり直属の会社の後輩の方が、先輩も丁寧に教えたくなりますよね。。。フリーランスは育成対象とかではありませんから。注意点として、入社したはよいが一人目のデータサイエンティストであったり、データサイエンス部隊とは名ばかりの組織であることもあります。そのようなことがないように、できるだけ事前に情報を得ておくように気をつけてください。

 

データサイエンティストとしての会社員:デメリット

柔軟性の制約

会社員として働く場合、業務のスケジュールや場所は一定の枠組みに縛られることがあります。個人のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が難しい場合もあります。

 

クリエイティビティの制約

一部の企業環境では、プロジェクトやアプローチにクリエイティビティを発揮する余地が限られることがあります。既存のプロセスに従う必要があることが、アイディアの探求を制限することもあります。

 

同じような業務を繰り返す可能性

これも企業によりますが、一つの企業でデータサイエンティストをやっていると、業務に多様性は生まれないかもしれません。扱うデータも同じで、似た分析を繰り返す可能性は大いにあります。もちろんそれを繰り返すことでその道の分析者として地位を確立できるかもしれませんが、そのような働き方を好まない方にはストレスになる可能性もあります。

 

データサイエンティストとしてのフリーランス:メリット

自分のペースで働ける可能性

フリーランスのデータサイエンティストは、一般的に自分の好きな時間や場所で仕事を進めることができますので、ワークライフバランスは調整しやすくなります。ただし、案件によっては出社してくださいと言われたり、daytimeのみ仕事してくださいというケースもあるので、案件次第という感じはあります。

 

自分のスキルや経験を活かして選択肢が広がる

フリーランスとして独立することで、自身の専門スキルや経験を活かした仕事に取り組むことができると思います。基本的にスキルベースでのジョインになりますので、選べば自分の得意分野に特化したプロジェクトに参加することができるでしょう。会社員では会社の事情に沿った仕事になると思いますので、その点は違いだと思います。

 

収入の可能性が広がる

高いスキルや実績を持つフリーランスのデータサイエンティストであれば、高収入を得るチャンスがあります。フリーランスであれば、報酬は実力に応じて大きく変動するため、収入の上限が高くなります。

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データサイエンティストとしてのフリーランス:デメリット

収入の不安定さ

フリーランスとして働く場合は収入が不安定になることがあります。継続して案件を取ったり、開発したプロダクトによる定期収入があればよいですが、そうでない場合は収入の波があると思われるため、計画的な案件管理・収支管理が求められますね。

自己管理の重要性

フリーランスとして独立する場合、自己管理能力が不可欠です。仕事のスケジュール、報酬の管理、税金などの面倒な手続きを自身で行う必要がありますので、そこは注意です。まぁそこまでのデメリットでもない気はしますが、一応書いておきます。

 

総合的な考察:会社員 vs フリーランス

当たり前ですが、データサイエンティストとしてのキャリアを考える際、会社員とフリーランスのそれぞれにメリットとデメリットが存在します。会社員としての安定感やチームでの学びは大きな魅力である一方、フリーランスとしての自由度や収入も魅力的です。

個人の価値観やライフスタイルにを鑑みて、自身の目標や優先事項を明確にし、将来のビジョンを考えながら、会社員としての道を選ぶのか、それともフリーランスとして自分のビジネスを築くのかを検討することが重要だと思います。

 

フリーランスとしての成功に向けて

フリーランスのデータサイエンティストとして成功するためには、以下のポイントに注意しましょう。

 

スキルの向上

高いスキルは、競争力を保つための要素です。新しい技術やトレンドに対する理解を深め、常にスキルアップを図りましょう。

 

継続的な案件の獲得

安定して案件を獲得しつづけるためには、エージェントの利用を検討するのがよいです。一度案件を獲得しても、3ヶ月ほどで契約が切れることはよくある話です。なので複数社のエージェントに登録しておき、継続的にコミュニケーションして案件が途切れないようにしたいところです。

以下に、フリーランスデータサイエンティスト向けのフリーランスエージェントを紹介しておきます(あくまで僕が登録した中で良いと思ったエージェントです)。

  • レバテックフリーランス
  • ギークスジョブス
  • ITプロパートナーズ
  • midworks

これらのフリーランスエージェントでは、データサイエンティスト向けの案件を多数取り扱っています。フリーランスデータサイエンティストとして働きたい方は、ぜひこれらのフリーランスエージェントに登録してみてください。

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家族の説得

結局、これが一番難しいかもしれません。家族がいた場合は彼らを説得しないといけません。一般にまだまだフリーランスという働き方には抵抗がある方が多いのが事実ですから、家族がいる場合はパートナーの了承を得ることはとても難しいと思います。子どもがいたら尚更でしょう。データサイエンティストは会社員でも他の職種に比べて給料が高いので、それを捨ててフリーランスになる必要性を確実に問われます。「もう十分もらってるし、わざわざ安定感のないフリーランスになる必要なくない?」という会話が聞こえてきます。それでもフリーランスになろうという方は、がんばって説得してください。がんばって。

 

まとめ

データサイエンティストとしてのキャリアを築く際、会社員とフリーランスの両方には魅力があります。将来のビジョンやライフスタイルに合わせて、最適な道を選びましょう。自身のスキルを高め、適切な選択肢を見極めながら、データサイエンティストとしての成功を目指していきましょう!


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