今回は、ポスドクの人におすすめの就職サイトを5つ紹介します。
僕は、修士・博士・ポスドクでも就職活動をしましたが、それぞれ異なり、ポスドクにはポスドクの就活があると思いました。
特に、僕はポスドクの就活には大きく3つの問題があると思います。
1. 多くのポスドクは就職活動をしたことがない
2. 転職エージェントがポスドクの状況や能力を知らない
3. 会社がポスドクの状況や能力を知らない
1の問題に対しては、エージェントについてもらってアドバイスをもらいながら就職活動を進めていくといいでしょう。
2の問題に対しては、ポスドクのことをよく知っているサイト・エージェントを選ぶべき。
3は仕方ないですね。理解のある会社を選び出すに尽きます。
ですが、ポスドクのことをよく知っている転職エージェントについてもらえば、ある程度理解のある会社を紹介してくれる可能性が高いので、2の解決法とだいたい同じ気がします。
これらを踏まえて、7つの転職サイト・エージェントを紹介します。
全て登録する必要はもちろんありませんが、興味があるものに登録してみるといいと思います。
ポスドクにおすすめの就職サイト・エージェント5選
1. リクルートエージェント
エージェントに登録すると自分の希望に合わせて求人をくれたり、転職のアドバイスをくれたりして便利ですので、エージェントには登録しておくといいです。
リクルートエージェントは転職サイトの中で最大手なので、案件数も申し分なく、いろいろな求職者を相手にしているので、ポスドクにも十分対応できると思います。
また、登録したからと言って、なぞに電話がいっぱい来るなどということはないので安心してください。
あと、登録したら必ず最後まで転職活動をしなければいけないわけではありません。よさそうだったら連絡を取り合って転職活動を進めていけばOKです。
いくつか求人を紹介してくれるので、その中で気になった求人があればエージェント経由で応募できます。
こちらから登録できます。
リクルートエージェント
2. DODAエージェント
リクルートエージェントと同様に最大級の転職エージェントです。
こちらも同様に、理系文系問わず、登録しておいて損はないです。
大手間でそこまで違いはないですが、自分を担当するエージェントと性格的に合う合わないがありますので、複数のエージェントに登録しておくことを強くオススメします。
こちらから登録できます。
DODAエージェント
3. マイナビエージェント
こちらも最大級の転職エージェントなので、とりあえず登録しておくといいでしょう。
案件数も豊富なので、理系・文系問わず様々な求人を見つけることができます。
こちらから登録できます。
マイナビエージェント
4. アカリク転職エージェント
博士・ポスドクの就活に特化した転職エージェントです。
エンジニア案件が多いですが、全体でそこまで求人数は多くないです。
エージェントは院卒のバリバリ研究してた人だったりするので、よく博士やポスドクの状況を理解して、アドバイスをくれますよ!
こちらから登録できます。
アカリク
5. LinkedIn
世界中で使われているビジネス特化型のSNSサービスです。
ビジネス用Facebookみたいな感じで、世界のユーザーは5億人を超しています。
日本でも200万人以上のユーザがいます。
世界中でのビジネスや、人材の発掘、情報収集ができるので、LinkedIn経由でスカウトをするということがよくあります。
なので、ぜひ登録しておくといいでしょう。
伝統的な日本企業というよりは、外資系企業からよくスカウトメールが来ますよ!
LinkedInを使って海外就職・外資就職を考えてみるのはどうでしょうか?
海外での就職も全然アリ
ずっと日本での就職を書いてきましたが、ポスドクまでやったなら海外で就職するのも全然アリではないでしょうか。
むしろ、研究者をやっていたのなら、海外での仕事の方が研究者には合っているのではないでしょうか?
もし日本の伝統的な大企業に入っても研究者として培った個の力は生かせないと思います。
今はコロナで難しいかもしれませんが、この状況が少し改善したら、海外での仕事も見つけられるでしょう。
海外での仕事は、LinkedInで情報を十分に得ることができます。
僕もLinkedInに登録しており、働く場所を日本に設定いますが、外資系企業から定期的にスカウトのメールがきます。
なので、海外で働きたい旨をプロフィールに書き、英語力や自分のスキルを細かく書いておけば、チャンスはあると思います。
もちろんLinkedIn以外にも手はあるでしょう。
複数のエージェントに登録しておくとよい
ここまでにポスドクが登録しておくとよいエージェントやサービスなどを紹介しましたが、どれか一つだけ登録するというのはあまりおすすめできません。
というのも、自分を担当するエージェントとの相性があるからです。この部分はかなり運の要素になります。
会社としてはオススメできても担当者まではどうしようもありませんので、複数社に登録しておいて、自分と相性が良いもしくは悪くないと思った担当者と一緒に転職活動を進めていくことを勧めます。
転職活動は意外と時間がかかりますし、担当者ともけっこう連絡を取り合う必要があります。そのときに、相性が良くない担当者とともに転職活動を進めるのは相当ストレスです。
いくつか登録しておいて、選択して絞っていきましょう!
ポスドクの就職活動について
ポスドクは新卒?転職?
ポスドクの就職活動は転職扱いになります。
ポスドクは歴とした職業なので職歴になり、既卒の転職となります。
応募に必要な書類
博士の新卒向けの提出書類とは違って、転職活動になると書類は少し変わります。
だいたい、2種類の書類を用意します。
履歴書と職務経歴書です。
履歴書は普通の履歴書です。
職務経歴書は、今までにどのような仕事をしてきたか、どのような技術・経験を持っているか、自己PRや志望動機を書きます。
ポスドクの公募資料とはだいぶ違いますよね。
こんなの書いたことないと思いますので、どうしたらいいんだと思うかもしれませんが、ネット上でたくさんサンプルが落ちているので、調べてみるといいです。
また、エージェントについてもらっている場合は、履歴書や職務経歴書の書き方についてもアドバイスをくれたりするので、あまり心配しなくても大丈夫です。
世間やメディアの声は気にしないでポジティブに転職活動をしよう
よくポスドク問題というとかなり悲観的な話が多いと思います。
それらは現実の話ではありますが、メディアに取り上げられて誇張されている節もあります。
実際にポスドクのことを知らない人はそういう話を鵜呑みにして、ポスドクに良い印象を持たない人が多いです。
でも実際はそれ以外にしっかりポスドクのことを見てくれる人や会社はいます。
なので、そこまで悲観的にならず、ポジティブに、謙虚に、自分のスキル・技能をアピールすれば必ず採用してくれると思います!
また、自分も選ぶ側であるという認識も忘れないようにしましょう。
せっかくポスドクまで研究に打ち込んで多くのスキルを持っているのに、会社に買い叩かれては可哀想です。
自分と合うか合わないかを考え、待遇をしっかり考慮し、活動しましょう。
研究しつつも何かスキルを身につける
研究内容と似てる分野の会社があるとは決して限りません。
工学系や農学系であれば、ポスドクでの研究内容と似たことをやっている会社もたくさんあると思いますが、文系や理学系の研究は企業の仕事とはほとんどマッチしないこともあります。
なので、直接研究内容を仕事に活かすことは難しいかもしれませんが、研究で培ったスキルはある程度活かせるはずです。
さらに新しい分野にチャレンジしたいと思ったら、研究の合間にその分野のスキルを勉強してみましょう。
全くその分野のスキルなしで転職活動に挑むのは厳しいですが、少しでも勉強していることはアピールできます。
オンライン学習や書籍を読んだことは職務経歴書に書けますし、やる気があるというアピールにもなります。
忙しい研究生活だと思いますが、少しずつ徐々に手を広げることを勧めます。
実際の就職活動について
僕の実際の就職(転職)活動についてこちらの記事に書きました。
ちなみにポスドク後、データサイエンティストに転職しました。
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【実体験】20代で未経験からデータサイエンティストに転職するまでの全記録
お疲れさまです! 久しぶりの更新になってしまいましたが、僕が未経験からデータサイエンティストになるまでの転職活動の全記録を書き残しておきたいと思います。 僕は博士号を取得後に研究員として仕事をしていま ...
よかったら見てくださいね!
では、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!