お疲れさまです!
久しぶりの更新になってしまいましたが、僕が未経験からデータサイエンティストになるまでの転職活動の全記録を書き残しておきたいと思います。
僕は博士号を取得後に研究員として仕事をしていましたが、企業のデータサイエンティストへの転職を決め、転職活動を始めました。
いろいろ苦労はしましたが、無事に今勤めている会社から内定をもらい、晴れてデータサイエンティストになることができたのです。
僕が身をもって体験したこの未経験からのデータサイエンティスト転職活動は、同じ境遇の研究員の方はもちろん、会社員で未経験からデータサイエンティストに転職を目指している人にもきっと参考になるはずだと思い、ここに書くことにしました。
ちょっと長くなると思いますが、最後まで読んでもらえるとうれしいです!
僕の紹介とスキルセット
まず、転職活動時の僕の紹介をしておきます。
・国立大博士号取得
・研究員(宇宙系)
・前職でシステムエンジニア(修士卒後に2年ほどSIerで元請けSE)
・データサイエンティストを目指す
・研究でデータ解析はしていたが機械学習とかは初心者
・数値計算のプログラミングは少しできるが、PythonやRはできない
・SQLはほんのちょっとしか書けない
このように、理系での研究経験とシステムエンジニア経験はあるけれども、機械学習とかは全然わからない状態での転職活動でした。
履歴書には書籍やudemyで機械学習の勉強中ですと書いてはいましたが、全然勉強していませんでした。
よくないよくない。。。
スキルセットや経験はこのような感じです。
・プログラミング(IDL, Fortran, COBOL,SQL)
・信号解析
・システム開発プロジェクト(顧客折衝、要件定義〜リリース)
・学術振興会特別研究員DC2
・共同研究
・学術論文執筆
SE時代にはシステム開発プロジェクトで顧客折衝をしたり、要件定義からリリースまで一通り経験していました。
あとは研究でやるような信号解析や英語の学術論文執筆などの経験もあります。
ただ、経験したプログラミング言語は古典のような言語やニッチな言語のみでPythonやRなどはできません。
SQLも基本的なものしかできません。。。
実際に経験した就職活動の流れ
僕は2020年の4月からデータサイエンティストになってやろうと就職活動を始めました。
データサイエンティストを選んだ理由は、データ分析自体は研究でやっていて苦じゃなかったので会社でもできればいいかなという軽い感じの理由です。
世の中でも「データサイエンティスト」がバズワードっぽくなっていましたし、なれれば当分は食いっぱぐれないだろうと思っていました。
また、以前はSIerでシステムエンジニアをしていたのでまたシステムエンジニアを目指す方が転職活動自体は簡単だったと思いますが、またシステムエンジニアはやりたくなく職種を変えたいと思っていたのでちょうどよかったです。
しかし、残念なことに就職活動期間がちょうど新型コロナウイルスによる自粛と初回の緊急事態宣言に重なってしまいました。
今となっては緊急事態宣言も少し慣れた感じがありますが、この頃はこの先どうなるのか全く分からなかったので、結構不安でした。コロナの影響等は次の章で詳しく書きたいと思います。
さて、就職活動の時系列はこのような感じになりました。
・4月中旬〜下旬 書類審査の結果が返ってくる
・4月下旬〜5月中旬 面接
・5月中旬 手札がほぼなくなる
・5月中旬 新しいエージェントに登録、応募
・5月下旬〜6月上旬 面接
・6月上旬 内定
4月上旬 転職エージェント登録
まず転職活動をしようにも求人情報を得る必要がありますから、いくつか転職エージェントに登録しました。
このとき登録したのは以下2社です。
・キャリトレ経由の人材派遣会社(A社とします)
・シンビオライズという転職エージェント
なぜ上記の2社に登録したのか今思えば謎でしょうがないのですが、なんか大手はいやだったんでしょうね・・・
転職エージェントというとリクルートエージェントやDODAエージェントなどが有名だと思いますので、今となってはそれらに普通に登録しておけばよかったと思っています!
よくわからんエージェントより、絶対に大手への複数登録がベターです!
おとなしく大手に登録しておきましょう!
こちらから登録できます。
・リクルートエージェント
・DODAエージェント
さて、そんなこんなで2つのエージェントとは登録後にすぐ面談をしてもらい、すぐに求人を出してくれました。
どちらにもデータサイエンティスト志望ということを伝えていましたが、求人が重なることもあまりなかったので、やはりエージェントによって持っている求人はある程度ちがうのだということがわかりました。
そして履歴書と職務経歴書を作成し、合わせて15社ほど応募を出しました。
一応出してくれた求人数を書いておくと、キャリトレ経由のエージェントA社は27社で、シンビオライズは8社でした。
求人数だけ見るとA社の方がよさそうかもしれませんが、中身を見ると明らかに自分に合わなそうな求人がたくさんありました。そして面談をすると、この中からできるだけたくさん出せというスタンス。
このA社、良くないな。そう思いました。
結局、A社の求人で10社、シンビオライズの方から5社応募し、書類の通過は案の定な結果になりました。
エージェントには登録した方がよいと思いますが、どれでもいいということは決してないということを声を大にして言いたいです(当たり前か)。
おとなしく大手をおすすめします。。。
4月中旬〜下旬 結果が返ってくる
少しずつ書類審査の結果が返ってきました。
書類審査を通ったのは、計3社でした。
A社の10社中1社、シンビオライズの5社中2社でした。
少な!!!
これがこのときの正直な感想でした。
ですが、他の人のブログとかを読んでいると50社出して全落ちとかもあったので、15社出して3社通ったならましだったかと今は思います。
4月下旬〜5月中旬
面接
書類審査を通過した3社と面接をしました。全てWEB面接です。
今となっては就職活動でWEB面接は当たり前になっていますが、コロナ初期のこの頃はWEB面接は初めてだったので、勝手がよくわからなった記憶があります。
さて、一次面接は時間のほとんどが会社説明で終わるような会社もあれば、最初からゴリゴリの面接のところもありました。
新卒では各社が会社説明会を開催しそこで会社のことを知るのが一般的ですが、転職においてはこの面接の場で相手の会社のことを知ると言うのが普通らしいということを知りました。
なので、ちゃんと聞きたいことをたくさん用意しておく必要がありますね。
結局、これら3社のうち2社は最終面接までいくことができました。
エージェントA社経由の1社は一次を通過しましたが、会社の印象がよくなかったので二次(最終)は辞退させてもらいました。
最終面接まで進んだ2社のうち1社は最終面接で落ちました。
この会社も面接していて、あれこの会社とは合わなそうだぞ…と思っていたら、案の定相手方もそう思っていたようでした。
この時点で手札が残り1枚になってしまい、かなり焦りました。。。
早急に手札を増やさないとヤバイと感じました。
新しいエージェントに登録、応募
手持ちのカードが1枚になってしまったので、手札を増やすことにしました。
そのため、Signateという人材エージェントに登録して求人を紹介してもらい、またGreenやパーソル、Doda、エンジャパンなどを通じて計17社応募しました。
Green経由の会社は書類通過率が高く、9社応募して6社面接してもらえました。
結局その6社の選考中に、最初から応募していた会社から内定をもらったので辞退することになりましたが、かなり書類通るんだなと感じました。
ですが、Green以外の8社はほぼ全て書類審査で落ちました。
この差はなんなんでしょうw
6月上旬 内定
こうして最初から応募していた1社の最終面接と、追加で出して選考が進んでいた7社が残りました。
最終面接のときは緊急事態宣言が終わっていたので、本社で社長と次期社長と人事部長の3人と面接でした。
まさか社長も次期社長も同時に出てくるとは思わなかったので感心しました。
平穏に最終面接が終了し、その6日後に内定の連絡をエージェントからもらいました。
ここには内定をもらったら入社したいと思っていたので、他に選考中の会社には全て辞退の旨を連絡しました。
勝敗
以上の転職活動結果をまとめると、
27戦 1勝 19敗 7辞退
という結果になりました。
このようなコロナで先が見えない社会状況下での転職活動だったので、精神的にけっこうしんどかったです。
2ヶ月ちょっとで決まって本当によかったなぁと思っています。
コロナ禍での就職活動
僕の転職活動はコロナによる緊急事態宣言中でしたので、その影響などを書いてみます。
コロナ禍での就職活動はまだ誰もやったことがないので、誰もアドバイスはできませんから気楽にやりました。
そもそも初めての転職活動なので、コロナだろうがコロナでなかろうが、どちらにしても初めてなので関係ありません。
転職活動にかかる期間について
エージェントと何回か話しましたが、通常時の転職活動よりもコロナ禍の転職活動は時間がかかりそうだということでした。
それはほとんどの会社がリモートワークに切り替えたばかりで仕事のやり方自体が定まっていないため、採用プロセスもやや混乱があるのだそう。
たしかに普段リモートをやらない人が一斉にリモートにしたら、仕事はうまく進まないだろうということは容易に想像できます。
エージェント曰く、通常は応募からだいたい2ヶ月くらいあれば決まるが、この状況下では3ヶ月見といた方が安全と言っていました。
ただ、僕の場合は結局応募してからちょうど2ヶ月くらいで内定をもらったのですが。
結局、会社によるみたいですね。
WEB面接で気をつけたこと
コロナのために就活でもWEB面接が圧倒的に広がりましたので、そのことについてです。
WEB面接に使うツールは会社によってさまざまでした。
Zoomを使う会社もあれば、Microsoft teamsやSkype、Google hangout、Wherebyなどを経験しました。
ここからWEB面接に当たって気をつけたことを挙げていきます。
カメラの角度
まず、カメラの角度です。
僕はノートPC付属のカメラでやっていたのですが、普通に使うとカメラの方が顔より低いので下から見上げる感じになってしまいます。
自分の画面を見ると印象があまり良くないなぁと思いました。
なので、PCの下に本を5冊くらいおいて物理的に高くして目線とある程度合うようにしました。
これだけでだいぶ印象が変わったと思います。
もしくは外付けのwebカメラを購入するのもいいと思いました。
僕は内定をもらってから買いました(遅い)。。。
明るさの調整
明るさの加減がむずかしかったです。
僕もリモートワークだったので、自室だとかなり画面が暗くなってしまいました。
そのため、勉強用のライトを自分に照らしてみたり、カーテンを調整してみたりしてなるべく明るく見えるように心がけました。
やはり画面が暗く映ると、どうしても自分のことがよく見えません。
映りはいいに越したことはないのです!
Youtuberの方がリングライトを使うのを見たことがありますが、やっぱりああいう照明はとても大切なんだとここで気づきました。
日頃から動画配信などをやっている方は、WEB面接も似たようなものなので強いのかと思いました。
面接に使うツールの事前準備
先ほど言ったように、会社によって面接に使用するツールは様々でした。
そのため、面接が始まる少し前にはちゃんと準備をしておくことが本当に大切です!
僕はZoomやSkypeは使ったことがあったのですが、Google hangoutやWhereby、Microsoft teamsなどは初めてでした。
自分の端末にもよりますが、これらの中にはブラウザで簡単に使えるものもあれば、アプリをダウンロードする必要があるものもあるので、10分〜15分前くらいにはログインしようとした方がいいです。
またブラウザで使えるものでも、Safariなどには対応していないとかもあります。
僕も急遽Google Chromeをインストールしたりしました。
なので、なるべく早めに準備をしておくようにしたいですね。
部屋の片付け
部屋の片付けをしました。汚くて印象は良くならないですから。
Microsoft teamsやZoomなどは背景を変えることもできますが、妻に「背景を隠す人よりも、ちゃんと映してそれがキレイな方が印象いい」と言われたので素直に従うことにしました。。。
後ろは白い壁だけになるように物の移動をしました。
さすがに本棚とか大きいものがあったら、別に移動する必要はないかと思いますが、僕みたいに少し段ボールがあったり雑多なものがあるくらいだったら、ちゃんと片付けておいた方が印象はいいと思います。
家族との調整
WEB面接で自宅から参加する場合は、家族とも調整をした方がいいです。
僕の面接は緊急事態宣言中だったので、妻も自宅でしたし、子どもの保育園も休園ですからみんな家にいる状態でした。
うちはそれほど広くないので、もし子どもがグズったりしたら音声が入ってしまい、あまりよくないと思ったので、妻と相談して可能な時は面接の時間帯に公園に行ってもらったり、近所を散歩してきてもらったりしました。
もしWEB面接に自宅から参加する時、家族が家にいるなら了承をもらっておいた方がいいですね。
服装
WEB面接だからといって適当な服を着るわけにはいかないと思い、毎回上は普段着のシャツ(仕事用ではない)を着るようにしていました。
就活サイトなどを見ているとちゃんとスーツを着るべきとかありますが、それはわかりません。
でも僕は普段着るようなシャツでなんとかなりました。
面接官は私服の人が多かったですが、ある程度はさっぱりした格好がいいですよね。
スーツを着る必要があるかはわかりませんが、印象はいい方がいいので。
結局、スーツは対面の最終面接でしか着ませんでした。
転職活動の具体的なところ
就職活動の選考や使用したエージェント、応募数など具体的なところをまとめておきます。
使用したエージェント・サイト まとめ
僕がデータサイエンティストの転職活動に使用したエージェントやサイトは以下の通りになります。
・シンビオライズ(クリークアンドリバー)
・Signate
・Green
・Doda
・エンジャパン
・パーソル
僕の場合は、リクルートエージェントやDODAエージェントとかの大手には登録しなかったのですが、今振り返って思えばおとなしく登録しておけばよかったと思っています。。。
ただし、僕の場合はポスドクだったで、少しは研究者の状況に理解があるといいなぁと思っていました。
ポスドクや博士の就活に有名なのにアカリクもありますが、僕はなんか気が乗らずに使いませんでした(特に意味はありません)。
エージェントには3社登録しましたが、やっぱりエージェントは複数登録するのがいいと思いました。
登録してもその会社や担当の人に合う合わないがあるからです。
なので、もし今転職活動をするなら、リクルートエージェントやマイナビエージェント、Dodaエージェントとかに登録するかと思います。
やはり大手には大手なりの良いところがあり、求人数などもずっと多いですから、この辺りに登録しておけば問題ないです。
おとなしく大手に登録しましょう(3回目)!
書類審査
まずネットで調べて自分で書類を作成し、エージェントの人に見てもらってコメントをもらったり添削してもらったりしました。
新卒の就活と違って各会社ごとに異なる書類を用意するようなことはしなかったので、この2つの書類を全く同じまま(日付だけ変えて)提出していました。
書類はなるべく多く出すよう心がけ、32社に応募して書類審査の通過は全部で10社でした。
思ったより書類審査は通らないんだなと感じました。
本当に興味がある2社3社だけしか応募しないというよりは「興味があったら全部応募する」くらいのスタンスの方がいいかなと思いました。
面談・面接
会社によっては一次面接は会社説明だったり、面談というラフな形を取ったりとさまざまでした。
ベンチャーっぽい会社ほどラフな面談になっていく印象です。
面接で聞かれたことをまとめるとこんな感じです。
・前職での仕事
・プロジェクトのこと
・自分がやったこと
・スキルの確認
・難しかったこと
・どうやってやっていたか など
・なんで前職を辞めたの
・なんで大学に戻ったの
・研究の話
・研究の内容
・スキルの確認
・自分の研究の今までと違うところ
・どうしてデータサイエンティストになりたいの
・(未経験なので)データサイエンティストになるためにどんな努力をしてるの
・この会社でどうなりたいの、何したいの
・どんなキャリアを歩みたいか
・また研究の世界に戻るつもりとかあるの
・なんでうちなの、他の会社じゃダメなの
・どこが第一希望なの
面接を重ねるうちにこの辺は答えられるようになりました。
本音を言えばネガティブな理由もあるとは思いますが、面接ではそういったネガティブな回答はせず全てポジティブな回答ができるようにする必要を感じました。
また、中には明らかに僕のことを言い負かしてやろうみたいな面接官もいました。
意味不明なことを言って詰めてくる感じです。その面接はもちろん不合格でした。
なぜそういうことをするかわかりませんが、そういう人と当たったらさっさとあきらめて次に行くのがいいんだと思いました。いちいち気にしてはいられません。
あと、面接という形ではなく面談をしてくれる会社もあり、この面談はとても勉強になりました。
まだ就活初期の段階で小さいベンチャー企業の代表と話したのですが、業界の最近の話とか、実際に必要なスキル、などなど自分の知らなかったことが聞けたので、それはよかったと思います。
思えばアホな質問をしまくっていたので、本選考には進めなかったのですが、とても勉強になりました。
行く気がない会社でも、話してみると得るものもあると思いました。
どういった点が評価してもらえたのか
最終的には無事に内定をいただくことができたのですが、僕のどういった点が評価されて内定をもらえたのか自分なりに考えてみました。
僕の場合は大きく以下2点かなと思います(もしかしたら違うかもしれませんが…)。
・システムエンジニア時代のプロジェクトマネジメント経験
・研究における(機械学習ではないが)データの分析経験
今の会社は主に受託データ分析の会社でコンサルティング的なこともやるので、そういったことを考えるとSEのときにプロジェクトマネジメントっぽいこと(顧客折衝とかとか)をやっていたことはよかったと思います。
受託分析でも顧客とのやりとりは大切ですから。
プロジェクトでの難しかった経験、その乗り切り方、どんな工夫をしたかなどをしっかり説明できるように準備し、うまく伝えることができました。
また、研究でもデータ分析をしていたのでデータ分析の勘所みたいなところがあることもアピールできたかと思います。
企業での分析でやるような機械学習や複雑なSQLなどの技術は入社してからキャッチアップできるし、今も勉強中だと伝えていました。
給与交渉
最終面接後に給与の交渉がありました。
僕は最終面接の時に人事の方から希望給与を聞かれ、いくら以上だとありがたいというようなざっくりした話をしました。
正式な交渉は内定をもらってからエージェントの方がしてくれましたが、事前に給与の最低ラインと一発OKライン、そして、いくらまでだったら他を検討するみたいな条件をエージェントの人と決めました。
僕はエージェントを通して応募したので、エージェントの方が給与交渉をしてくれましたが、自分で応募した場合は自分で給与交渉をすることになりますから、自分の中で額の条件をちゃんと決めておくべきですね。
未経験からデータサイエンティストを目指すにあたりどういう準備をしておくべきか
さて、僕の場合は研究経験やSEの前職等がありましたが、未経験からデータサイエンティストへの転職を目指すにあたりどういったことをしておくべきか考えを書いておきたいと思います。
どういう分野・ポジションのデータサイエンティストになりたいか明確にしておく
「データサイエンティスト」という職種の中でも会社や業界によって、仕事の内容はかなり異なります。
大きく「コンサル系のデータサイエンティスト」と「エンジニア・研究開発系のデータサイエンティスト」に分かれるかと思います。
僕はコンサル系のデータサイエンティストになりましたが、コンサル系の場合は(分析技術はもちろん重要なのですが)顧客の課題を発見したり、分析案や解決策を提案したりなどという仕事も多い気がします。
こういったコンサル系企業の場合は、面接の時点でプロジェクトマネジメントの経験やプレゼンの経験も重要視されることでしょう(もちろん基本的な技術力は必須)。
どんな大変なことがあったか、どんな工夫をしたか、どうやって乗り切ったか、どう考えていたかなどなど答えられるようにしておきましょう。
それに対して、エンジニア・研究開発系のデータサイエンティストでは、マネジメント経験とかよりも技術力を重要視されるはずです。
面接を受けていると、この会社はどちらのタイプを求めているかよくわかるはずです。
自分が目指すタイプがどちらなのかを明確にして、そのためにスキルを身につけていくといいと思います。
もしくは自分が今あるスキルセットが生かせるタイプのデータサイエンティストを求めている企業に応募するのが良いでしょう。
また、会社によって分野や仕事のタイプが違います。
ゲームのデータを分析するところもあれば、人材のところもあり、金融、研究開発等さまざまです。
さらに受託分析や自社製品開発、自社のマーケティング分析、経営企画など仕事のタイプもさまざまです。
厳密に決める必要がないですが、ざっくりと狙う領域を明らかにしておくと対策が立てやすいのではないでしょうか。
スキルや資格を身につけておく
未経験とはいえど、スキルや資格はあればあるほどいいですよね!
私はこれといって資格は持っていませんが(応用情報処理くらい)、データサイエンティストになるための資格というと
・統計2級
・データベーススペシャリスト
などが有名かと思います。
資格でしたら勉強すればいいだけなので試してみるといいですね!
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データサイエンティストになるために資格は必要か
データサイエンティストという職種が話題になって久しいですね。 僕も何を隠そうデータサイエンティストになってやろうと転職してきた人間ですから、人のことをとやかく言うことは何もありません。 ですが、転職活 ...
他にあったらいいスキルはなんでしょうか。
基本的にはプログラミングスキルです。特にデータ分析用のPythonかR、そしてデータベースを操るSQLですね。
これらができたら基本的にかなり良いかと思われます。僕はPythonはあまりできませんでしたが、PythonとSQLできます!と書きました笑。
これが良いか悪いかはおいておいて、この辺りはできた方がいいということです。
プログラミング経験がないという方は、プログラミングスクールに通うのもありだと思います。僕の中途入社の同期も未経験だったようですが、プログラミングスクールに通ってPythonを学んで転職してきたんだそうです。
最近は、国の専門実践教育訓練という制度もあり、総額の最大70%OFF程度で指定のプログラミングスクールの講座を受講することができるようになっています。
70%OFFとは言っても10~20万くらいはしますが、データサイエンティストやAIエンジニアなどに転職できれば給与は受講料よりも一般的に上がると思うので、普通にペイできるはずです。
以下は指定講座になっているので、興味がある方は見てみると良いかと思います!
本や動画で自学できる人はいいですが、未経験の人はスクールで学んでしまった方が早いし効果的でしょうね。
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データサイエンティストとして3年間で3社経験した僕の転職体験談まとめ
さいごに
だいぶ長くなりましたが、僕が中途でデータサイエンティストに転職するまでのことを思い出して書きました。
世の中はDXとかデータ利活用とかよく言われており、データサイエンティストはまだまだ市場から求められているようです。
データサイエンティストになろうという人も増えているでしょうね!
未経験でデータサイエンティストに転職したいと考えている人が、この記事を読んで、少しでも参考になれば幸いです。
データサイエンティストになってからどんな仕事をしていたか興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!