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学振DC採用後の手続きまとめ

博士課程の学生の多くは学振の申請をしたと思います。

色々な方が学振の書類をああせい、こうせい書いていますので、どういう書類を作ればいいかはそういった方や本を参考にしてもらえば良いでしょう。

 

 

しかし、採用後どのような流れでお金をもらえるようになるかって、あまり書いてないんですよね。

というわけで少しまとめてみます。

 

学振DC採用後の手続き 時系列の流れ

10月 ・結果発表
1〜2月 研究計画調書研究予算申請、特別枠申請、研究遂行経費(3割控除)申請などをWEB上で入力・申請
3月 書類郵送①

・社会保険等の手続き

4月 書類郵送②
4月末〜5月 ・科研費交付内定

WEB手続き、事務手続き

→ 科研費使用可能になる

5月末 ・4月分と合わせて月の給料(?)20万円(手取りはもっと少ない)が入る。
9/1まで (必要なら)調整金を利用した前倒し申請1
12/1まで (必要なら)調整金を利用した前倒し申請2
(学位取得から1ヶ月以内) (必要なら)PDへの資格変更届、受入承諾書、学位取得証明書
4/1-20 研究報告書、3割控除手続き(研究遂行経費)の報告書、報酬受給届を提出(アップロード)
4/1-5/?(大学による?学振側に5/31まで) 研究代表者として科研費の研究報告書・収支決算報告書(電子申請システム)
4月? 科研費交付手続き

 

研究計画調書

学振の申請書類にも書いたような、2年もしくは3年間をどのような計画で研究していくかというのを短めに書きます。

その際、どんな感じで科研費を使っていくかも記述します。

そんなにヘビーではありません。

 

研究予算申請

上の研究計画を踏まえて、各年度どのように予算を使っていくか、2年 or 3年分の具体的な金額を書きます。

例えば、

平成31年度

  • 実験用試料   :??千円
  • 解析用PC      : ??千円
  • 学会旅費       : ??千円
  • アンケート謝金: ??千円
  • 論文掲載費      : ??千円

平成32年度

  • 実験用試料   :??千円
  • 解析用PC      : ??千円
  • 学会旅費       : ??千円
  • アンケート謝金: ??千円
  • 論文掲載費      : ??千円

みたいな。

合計が各年度、申請限度の100万とか150万ぴったりになるようにします。

 

特別枠申請

学振DCの研究費には、特別枠なるものが設けられています(DCじゃなくてもありますが)。

これは実験系などで研究費がMAX100万じゃ足りない人など向けに、限度額150万まで申請できるというものです。

申し込んでも通るかわかりませんし、通っても150万満額出ることはまずないですが、申し込むのは自由なのでぜひ申請しておくといいでしょう。

研究費が多いにこしたことないですよね。

申請に当たって、特にペナルティーや制限などはなく、理由を書くだけです。

Noリスク!

特別枠は実験系が対象という名目ですが、細目によって応募できるか決まっているので、数学や理論物理など実際は実験をしない人でも申請できます。

ただし、文系はダメだったはずです。

私も実験はしない人間でしたが、申請したら通りました。

理由は謎ですが、ぜひ申請しましょう!

 

3割控除申請(研究遂行経費)

研究奨励金という名の給料が月20万ありますが、「そのうち3割を研究関連に使います」という人向けに、給料の3割までを経費にできるという制度があります。

つまり、その分は非課税になるということです。

例えば、PCを研究費で買うと資産扱いになるので、卒業後それを自分のものにすることはできません。しかし、自費で買って控除扱いにすれば、自分のものですし、控除もされます。

研究にしか使わないんだったらあまり得はないですが、自分が日常的に使うものであれば得でしょう。

3割全額を研究向けに使えなくても、年度末に追徴課税されるだけなので、申請して不利はありません。

 

社会保険等の手続き

学振に採用されると月20万の給与(扱い)が入るので、一般的に親の扶養から外れることになります(3割経費申請しても無理)。

そのため、社会保険への加入、つまり

  • 健康保険への加入
  • 国民年金への加入

が必要になります。4月になる前に、役所・親などと相談しておきましょう。そんなに大変な手続きではありません。

 

科研費交付内定 + WEB手続き

4月の終わりから5月中くらいに、やっと科研費をいくら使えるかの交付内定が来ます。

内定が来たら、改めて交付される科研費をどのような配分で使用するかをWEB上で入力します。

これで研究費が使えるようになります。

つまり、この交付内定が来るまでは科研費を使えません。

4月や5月の学会参加費等は研究費で払おう、などと考えている人は注意しておきましょう。

研究費で海外に留学する場合

研究費で海外に1ヶ月以上留学する場合も、手続きが必要になります。

それは次の記事で紹介しているので、ご参照ください。

 

翌年度分の研究費を前倒して使いたい

2019年から翌年度の研究費を前倒して使用することが、学振DCでもできるようになりました。

手続きや諸注意など、体験談は次の記事をご覧ください。

 

学振DCからPDへの資格変更

D3で学振DCをとってD3で卒業する場合、卒業はしますが、もう一年特別研究員の資格がありますよね。

その場合は、学振PDに資格変更をしなければなりません。

資格変更についてはこちらをどうぞ。

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