博士課程でつらい時、ありますよね。。。
博士課程がつらい時はどうしたらよいか
「博士課程」でググると、つらいとか、退学とか、無意味とかいろいろな記事が出てきます。
研究結果が全然出なかったり、指導教官とのソリが合わなかったり、いい結果が出たと思っても学会発表でケチョンケチョンにされたり、普通にしますよね。
そうすると、なんで授業料を払ってまでこんなつらいことやってるんだろう、思ってしまうのは自然な気がします。
海外だったら博士はお金でますからね。日本おかしいですよね。
ま、そういう話は一旦置いておきますが、このように精神的に少しまいってきたらどうしたらよいか、案を考えてみました。
運動する
一番簡単で非常に重要です!
一人でランニングや散歩する習慣をつけたり、仲間がいたら昼休みとかに週一とか週二でフットサルやバスケ、卓球、ソフトボール、野球したりなどなんでもOKです。
私としては、一人でできるランニングとかもいいですが、仲間とスポーツをする方がより長く続くと思います。
会話もできるので修士とか博士、教員など有志で定期的にスポーツをするのがいいと思います。
僕は他の研究室が主導でやっていた週2の昼休みフットサルに入れてもらっていました。
普段は接することのない人たちと一緒でしたが、おかげで友達もできたし楽しかったですよ!
そこで修士の学生とかは、横のつながりとかも作って励ましあっていました(笑)。
でもそういうのが大事ですよね。
彼らは修論提出直前までなんだかんだ文句を言いながらフットサルをがんばってましたよ(僕もかつてはそう)。
修論の書き方や書けないときに読んでほしいことをこの記事にまとめたので、こちらもよければどうぞ。
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海外に留学(研究でなくてもいい) or 国際学会に行く
ずっと研究室に閉じこもって同じ人としか合わずに研究してると相当息苦しいですよね。
私は幸運にも博士課程の3年間で7回、海外出張することができました。
3回は1ヶ月以上の研究出張で、他4回は国際学会への参加です。
運よく早めに一本論文が出たということと、学振DC2にD3で通ったために、このようなことができました。
海外に行って何がよいかという話ですが、シンプルにモチベーションが上がると思います。
1ヶ月程度の研究留学でも、行った先で同じような学生が自分と同じような研究をしていて、楽しそうにしていたり、悩んでいたり、そういうことを感じることができると、だんだんと自分も頑張ろうと思えるようになります。
また国際学会はハードルも高いように思えますが、行けるだけ行った方がいいです。
行った先で初めての経験は必ずするでしょうし、発表でも海外の研究者は結構encourageしてくれるイメージがあります。
日本の学会に行っても、ブスッとしたおじさんたちに嫌味ったらしくつつかれて、全然得るものもなく面白くなかったという経験ないですか?私だけですか?
なにより、海外って楽しくないですか??楽しいことあったら、少しは頑張れます。
ただし、このように海外に行くにはお金取ってこないといけないんで、申請書系を書きまくらないといけないですけどね。
留学は研究留学でなくてもいいと思います。トビタテ留学とかでもいいし、語学留学でもいいんじゃないでしょうか?
ただし、その場合簡単な英会話ができないとまずいですが、最近は便利なものでオンラインの英会話レッスンも安く受けることができます。
僕もやっていましたが、外国の方と話すことで意外とストレス解消になっていいものです!
よければやってみてください。
さて、少し話はそれましたがとにかく環境を変えることで気分は変わると思います!
私も学振は毎年書きましたし、博士学生が応募できるような財団の研究費支援や、財団・大学・学会等がやってる若手研究者海外派遣事業みたいなやつも出せるだけ出しました。
申請した数は3年間で11本でした(落ちて2度目3度目の申請も含む)。
このような申請系の情報は確実に集めておく必要があるので、アンテナを張っておきましょう。
結婚する
人によっては、自分は博士学生だけど彼女彼氏はもう就職していて、長く付き合ってるし結婚しようかなみたいな人は、意外と周りに多くいます。
やはりネックはお金ですが、結婚したいならいいじゃないですか、結婚したら。
子どもがいたら話は別ですが、2人だけだったらひとり暮らしするよりも安く上がるし、会話が必然的に生まれるからメンタルも保たれるし、いいんじゃないでしょうか。
両親の説得とかいろいろ問題はあるかもしれませんが。。。相手は結婚してくれるというなら、しちゃえばどうですかね。
博士の結婚については、こちらの記事をご覧ください。 今回のトピックは博士学生の結婚についてです。 一般的に学生結婚と言うと、周りから白い目で見られることもあるかもしれません。 しかし、博士学生の場合は若くても25歳以上、時には30歳を超えていることもよ ...
博士学生で結婚していることのメリットとデメリット
退学して就職する
担当教官ともうまくいかなくて、結果も全然出なくて(数年レベル)、メンタルもやばくて、研究も面白くないような状況になったら、もうやめちゃってもいいんじゃないですか?
周りはせっかくここまできたんだから頑張れとかいうでしょうけど、そこまでして頑張らなくていい気がします。
昔みたいに、博士をとったらすぐに助教などのポストがある、みたいなことは今はほとんどありません。金銭面で不安を抱くことはほぼ確実だと思います。
幸いにも最近は博士課程(中退含む)人材を求める会社もありますし、就職のことはそこまで不安がらなくてもよいかと思います。
もちろん確実に通るわけはないのですが、会話ができるか何かの技術があれば、どこかには通るでしょう。
退学するのは全然恥ずかしくないし、自分に能力がないわけじゃ決してないですから。
アカリクエージェントは博士の事情をよくわかっているので、登録しておくとよいかと思います。
他にもオファー型の就職サイトもあるので、登録してみてはどうでしょうか?
大手からベンチャー企業まであなたにオファーが届くスカウト型就活サイト【OfferBox】
博士の就活の場合は、大手の〇〇ナビみたいなサイトではなく、エージェントやオファー型のサイトを使うのがいいと思います。
ただし、博士の就活だと、工学や化学、情報系のプログラミングなどスキルが必要になります。
分野的に企業でも通用するスキルを持っていたらいいのですが、そうでない場合は上記のようなサービスを使っても厳しいことがあります。
そんなとき、エンジニアでしたらまだまだ世の中で足りてないので、2~3ヶ月くらいオンライン学習とかでプログラミングの勉強をすれば、未経験でもなんとかなるのではないでしょうか。
Freeksとかは転職支援サービスもあるので学生には少し高いですがいいかもしれません(他の大手よりはずっと安いです)。
Web系に加え、PythonやJavaのコースもあります。
また、Pythonに特化して、安くあげたいならPyQとかもアリです。
オンラインPython学習サービス「PyQ™(パイキュー)」
流行りの機械学習の勉強や統計などもできます。
博士の就活についてはこちらにも記事を書いていますので、ぜひ読んでみてください! 博士課程の学生はどのようなスケジュールでどうやって就職活動をすれば良いのでしょうか? 僕は修士課程の時に就職活動をして民間企業に就職しました。 そして、博士課程に戻った時にもD3で何回か就職エージェン ...
【体験談】博士学生の就活時期とそのやり方は?