学振PDでしたが就職が決まったので、中途辞退手続きをしました。
辞退手続きはおそらくこれでOKだと思うので、中途辞退でやったことをまとめておきます!
あまり学振の特別研究員になって中途辞退する人は少ないと思いますが、一応記録として残しておきます。
学振特別研究員を中途辞退する手順
特別研究員の任期はDC1, PDで3年、DC2は2年になっています。
この任期の途中で民間企業に就職したり、研究者としてのポジションを得られたりしたら、特別研究員は中途辞退しなければいけません。
中途辞退の流れは、簡単に以下の4点になります。
2. 研究機関の事務に辞退の旨を連絡する
3. 辞退日の1ヶ月前までに辞退届を学振に提出する
4. 辞退後、20日以内に報告書(研究報告書・支出報告書)を提出する
詳しくは、手引きを見ましょう。内容はほぼ変わりませんが。
1. 辞退日の1ヶ月前までに辞退の旨を学振に電話 or メール
辞退の連絡はただ連絡するだけなので簡単ですね。
連絡先はこちらに載っています。
2. 研究機関の事務に辞退の旨を連絡する
研究費の使用を止める手続きなどが必要?みたいです。
早めにいつもお世話になっている事務の方に聞いてみましょう。
3. 辞退日の1ヶ月前までに辞退届を学振に提出する
辞退届はちょっとだけ面倒です。
受け入れ教員の印と所属機関長(たいてい学長)の印が必要なので、ちょっと時間がかかります。
辞退日の1ヶ月前ギリギリではなく、少なくとも1ヶ月半以上前、もしくは2ヶ月前くらいには大学 or 研究機関に提出するようにしましょう。
僕は1ヶ月と10日くらい前に大学の事務に連絡したのですが、大至急辞退届を書いて事務に提出するよう言われました。
学長印をもらうのには時間がかかるんだそうです。
辞退日の1ヶ月前までに連絡と辞退届を出さないといけないので、新しい職場への入職日を決めるときには十分余裕を持って決めましょう。
4. 辞退後、20日以内に報告書等(研究報告書・支出報告書・就職状況調査票)を提出する
これは年度末に提出している報告書です。
中途辞退の場合は年度末ではなく、辞退した後すぐになりますので、忘れないようにしましょう。
これも受け入れ研究者の印が必要なので、早めに用意しておくといいです。
就職による辞退の場合は、就職状況調査票も提出します。
<追記>
中途辞退しても翌年度の4-5月には、研究費の用途に関する電子申請をしないといけません。
こちら忘れないように気をつけてくださいね。
辞退にあたり確認しておいた方がいいこと
研究費の残額の処理
辞退にあたって確認しておいた方がいいことに、研究費の残額の処理があります。
特別研究員には研究費が与えられますが、基本的に年度末での使い切りになります。
中途辞退するとなると、残額があった場合は、その処理手続きをやらないといけないので、覚えておきましょう。
使い切っておけば問題ないんですがね。
その年の源泉徴収票の郵送
源泉徴収票は新しい職場に提出するので、いつどこに送ってもらえるのか確認しておいた方がいいです。
奨励費が減額されることもある
例えば1月5日とかに辞退した場合、月の奨励費は減額されるので、覚えておきましょう。
減額のされ方とかはちゃんと手引きに書いてありますよ。
就職活動を考えている方へ
学振を辞退して就職しようと考えている方もいると思います。
ポスドクの就活についてこちらに記事を書いたので、よろしければ見てください!
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